ビジネス

2021.08.23 09:00

ワインネット販売大手のウィンク 日本酒を展開へ


ウィンクは9年前に直販ワインクラブとして設立され、会員の口に合わせて集められた数々のワインを提供していた。ミレニアル世代に合わせたブランディングと手頃な選択肢(ワインの大半は1本20ドル/約2200円以下)が多いことから、同社は規則破りで全く飾らない新たなワインクラブの一団を率いる存在になった。
advertisement

ウィンクの商品には、自社独自のワインと他のワイナリーから集めたワインの両方がある。ウィンクはこれまで、78品種のぶどうから644のワインを生産してきた。

日本酒の提供は、ワイン以外の領域へと進出するウィンクの継続的な活動の一環だ。同社は5月に、4つのシードル(りんご酒)を発売している。

同社はさらに自然派ワインの主流化に合わせ、ミレニアル世代に向けた健康志向のワインブランド「ワンダフル・ワイン・コー(Wonderful Wine Co)」を発売した。自然派ワインのカテゴリーは、2027年までに170億ドル(約1兆9000億円)に達すると見込まれている。同ブランドは、明るいラベルと環境意識の高い包装材を使用し、パレオやケト、ヴィーガンなど流行語が使用されている。
advertisement

ウィンクは先日、こうしたサステナビリティーの取り組みをさらに促すため、有機・ヴィーガンワインの輸入業者大手ナチュラル・マーチャンツ(Natural Merchants)を買収した。

スミスは「当社は、消費者に新たな発見を促すことを強く望んでいる。こうした商品を通して、このカテゴリーにさらに情熱が注がれることを願っている」と語った。

翻訳・編集=出田静

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事