同ランキングは、自力で財をなした「セルフメイド」女性100人を保有資産額で順位付けするもの。100人の資産額総計は今年、株式市場の好調により、前年比31%増の1180億ドル(約13兆円)に達した。
フォーブスのケリー・ドーラン副編集長(富裕層担当)は「女性の起業家やビジネスリーダーたちは各業界をつくり変え、米国で最も影響力のある事業の数々を拡大させている」と指摘している。
今年ランキング入りを果たした100人のうち、10億ドル(約1100億円)以上の資産を有する「ビリオネア」の数は過去最多の26人となった。これには新たにビリオネアの仲間入りを果たした歌手リアーナや、遺伝子検査キット事業を手掛ける23andMeのアン・ウォジスキー最高経営責任者(CEO)が含まれる。100人のうち3分の2は企業の創業者や共同創業者で、26人がCEOだ。
23andMeのアン・ウォジスキー(Photo by Emma McIntyre/Getty Images for MAKERS)
ランキング1位には4年連続で建築資材卸売会社ABCサプライのダイアン・ヘンドリックスが輝いた。ヘンドリックスの資産は昨年から30億ドル(約3300億円)増え110億ドル(約1兆2000億円)となり、米国のセルフメイド女性で初めて100億ドルを超えた。
今年は、クリア(CLEAR)のキャリン・サイドマンベッカーCEO(27位)や歌手のドリー・パートン(86位)、ペプシコのインドラ・ヌーイCEO(91位)、モデルのシンディ・クロフォード(100位)ら15人が初登場。ランキング入りに必要な保有資産額の最低ラインは2億2500万ドル(約250億円)で、昨年から1億5000万ドル上昇した。
ランキングはフォーブスウェブの英語版サイト(https://www.forbes.com/self-made-women/)で公開されている。