3. 社内を含めボランティアに参加する
ボランティアは新たなスキルを活用する実践的な方法で、採用面接やネットワーキング(人脈作り)のイベントで具体例として共有できるものだ。例えば、会計スキルの基本は既に身に付けているが会計の学位がない、あるいは仕事で正式に会計のスキルを活用していない場合、ボランティアがスキルの証明になるかもしれない。
関心を持っている非営利団体の簿記を手伝ったり、子どもの学校や町内会などの会計係を志願したりできる。理事会での役割をこなせば履歴書が顕著に改善する。上記の例では財務委員会でボランティアができるかもしれない。
また、毎年行われる社外イベントの予算管理やアフィニティーグループの会計係など、ボランティアは社内でも可能だ。
4. 公立図書館を利用する
有料コースのみが選択肢だと思い込まないこと。公立図書館(特に本館やビジネス・調査に特化しているもの)では無料で本や定期刊行物、オンラインリソースを提供している。
起業など、専門能力開発のためのワークショップを開催している図書館もあるし、伝記を読めば潜在的なキャリアパスを探ることができる。成功が線状のものではなく、むしろ多様な経験によりもたらされる場合が多いことが分かれば、自分だけの道が見つかるという安心感も得られるだろう。
次の雇用主は経験を求めているが、それは必ずしも職務を通して有償で得られたものではない。
現在の仕事があなたのキャリアの目標と合致していて、前進のため必要なスキル開発のあらゆる機会を与えてくれるのであれば、それは素晴らしいことだ。
しかし、おそらく現実はそうではないだろう。そもそも、それこそあなたが転職を考えている理由の一つなのだ。それでも、新たなスキルの習得を含め現在の仕事以外でキャリアを前進させる方法はある。
次の雇用主は、あなたが必要なスキルを備えていることを確認したいと考えている。しかし、職務を通したパフォーマンスはその証拠の一つの形でしかない。
その分野について詳細を十分に議論することで自分の知識をアピールできるのであれば、自己学習は役に立つ。また、ボランティアの仕事を通じて実践経験を身に付け、具体的な成果を上げることができるのであれば、ボランティアには意味がある。
自分が主に行う仕事ではなかったとしても、会社で追加の仕事を引き受ければスキルを示す証拠が増え、相手の期待を越える意思がどれほどどれほどあるかを示すことができる。