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I'm a retail junkie who loves to see who is doing what.

経営破綻したニーマン・マーカス(Robert Blakley / Shutterstock.com)

米国の小売業界は、いつも動きが激しい。しかしそのなかには、控えめに言えば「疑問の余地がある」動きや、率直に言えば「まさにクレイジーとしか言えない」展開も少なくない。

今回の記事では、こうした視点から、2021年の小売業界における「最も正気の沙汰とは思えない出来事」暫定トップ10を紹介しよう。

10位:ニーマン・マーカスのデジタル展開

2020年5月に経営破綻したあと、新たなバランスシートで再起に挑む高級デパートが、オンラインでの存在感を高めようとして、5億ドルを投じてデジタルベースの複数企業の買収をおこなっている。

9位:ヴィクトリアズ・シークレットが、ポリティカル・コレクトネス路線に転換

こちらも、小売業界における「今さら?」の瞬間だ。彼らのセクシー路線の戦略は、誰の目にも明らかなほど、恥ずかしいくらい時代錯誤だったが、そのことに同社もようやく気づいたらしい。

8位:メイシーズの巨大タワー崇拝

メイシーズが、ヘラルド・スクエアの旗艦店の上にオフィスタワーを建設するというニュースに、首をかしげたのは私たちだけではないだろう。何しろ、同時多発テロ事件のあった2001年9月11日以来、マンハッタンの商業不動産市場の状況は良いとは言えないのだ。

7位:アットホームの非公開化

数々の大規模小売チェーンが非公開化して負債を整理しようとする試みのほぼすべてが失敗に終わったことを考えれば、この出来事はまるで2006年をプレイバックしているかのようだ。

インテリア用品チェーンのアットホームは、かつてガーデンリッジという名前だった頃にも同じようなことを経験し、当時もハッピーエンドにはならなかった。もっと知りたい人は、トイザらスやリネン・アンド・シングス(Linens N Things)、それに既出のニーマン・マーカスについてググってみよう。

6位:ABGの株式公開

一方で、経営破綻した著名アパレルを次々に買収・再建してきた投資ファンド、オーセンティック・ブランズ・グループ(ABG)が株式公開を検討しているというニュースも、同じくらい理解不能に見える。創業者でCEOのジェイミー・ソルターと仲間たちは、これまで山のように集めてきた二流ブランドのすべてが、「全体は部分の総和を下回る」ことを証明してしまう前に、現金化したいのかもしれない。

翻訳=ガリレオ

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