4. 地上の移動手段を使う
列車やバス、地下鉄は、飛行機に代わるエコな移動手段だ。短距離の移動であれば、自転車を使ったり、徒歩で移動したりすることもできる。
短距離の場合は、車での移動も環境への影響が少ない。電気自動車やハイブリッド車であればなお良い。必要ならウーバーを使うこともできる。
5. エコな宿泊先を探す
環境保護に取り組むホテルを認証する制度は各国に存在し、米国では「LEED」、英国やカナダ・イタリア両国の一部地域では「グリーン・ツーリズム」と呼ばれている。南米では「レインフォレスト・アライアンス」が、オーストラリアでは「アースチェック」が使用されている。
認証を受けるホテルの多くは環境に配慮して運営されており、リサイクルやエネルギー効率が高い電球の導入、環境に優しい洗濯方法などを実践している。
多くのホテルチェーンも環境対策を実施し始めている。バンヤンツリー・ホテル&リゾートでは、肉抜きの食事を提供する「ミートレス・マンデー(肉なし月曜日)」を導入しているほか、紙のリサイクルに関するワークショップも開催している。
6. 再使用できるものを持参する
プラスチックゴミを削減するため、竹製の食器や金属製ストロー、折り畳み式水筒、コーヒーマグ、バッグ、洗面道具などを持ち運ぼう。
7. 地元の環境保護活動を支援する
収益の一部が環境保全に使われるようなガイドサービスを探したり、地元の活動に寄付したりしよう。散策時には、指定された道から外れないようにして草木を守り、残すのは足跡のみにすること。
地元団体の中には、ボランティアができるところもあるかもしれない。浜辺や公園の清掃、インフラの改善、住宅の建設、環境保護事業や環境に関するトレーニングなど、現地で必要とされているサービスや、自分がしたい活動について調べること。
8. 地元産のものを食べる
スローフード運動は、1980年代のイタリアでファストフード店進出への反発として始まり、スロートラベル運動へと進化した。地元の市場や、持続可能性に取り組むレストランを利用しよう。これは健康に良いだけでなく、地元の農家や供給業者の利益となる。
肉を使わない食事は環境に優しい。あるいは、農家に滞在する「アグリツーリズム」も検討しよう。イタリアでは「アグリトゥリズモ」と呼ばれるこうした宿を利用すれば、蜂蜜やパン、バター、野菜、肉など、地元で一から生産されたものが味わえる。