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遠隔勤務は近年、技術の進歩と、企業での導入が一般的になってきたことから、日常的なものとなった。さらに、新型コロナウイルスの流行に伴う外出制限により、世界中でこの動きは加速した。

各国でワクチンの接種が始まり、渡航制限の緩和も近づいているとの期待が高まる今は、旅をしながら仕事をする「デジタルノマド」生活への移行を考えるのに絶好なタイミングだ。

在宅勤務の需要増加を受け、多くの国ではワーキングホリデービザ(査証)を導入し、新たな形態の観光を発展させて減収分を補おうとしている。もしあなたが遠隔で数カ月にわたり効率的に働いてきたのであれば、さらに遠く離れた場所に移動したとしても、それを続けられるはずだ。それが山の中の保養施設でも浜辺のリゾートでも、遠く離れたお気に入りの街でも同じだ。

しかし、デジタルノマドの拠点とする国を選ぶ場合には、考えるべき大事なことがいくつかある。その参考となるランキングが、英通信企業サークルループ(CircleLoop)により発表された。同社は、各国のネット接続速度や料金、住宅賃貸料、遠隔勤務職のネット検索数、さらには世界幸福度指数といった要素を基に、デジタルノマド生活に適した国を調べ、「デジタルノマド指数」ランキングを作成した。

首位を飾ったのはカナダだ。世界でも特に大きな技術ハブを抱える同国は、高速インターネット通信や幸福度指数を含め、全体的に高いスコアを収めた。また同国での遠隔勤務職の検索数は、上位10カ国の中で群を抜いて多かった。人口の21.3%が移民で、世界でも特に心優しい国の一つとして知られるカナダが首位に立ったことは意外ではない。

2位に入ったのは英国だ。同国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)による混乱を考えれば驚きの結果だが、遠隔勤務の仕事が多いことと、生活の質の高さが評価された。上位10カ国は、首位のカナダと8位のオーストラリア以外は欧州の国が占めている。

3位のルーマニアは、デジタルノマド向けの国と思われることは少ないだろうが、中欧・東欧諸国の中でも目覚ましい成長を遂げるIT市場を持ち、雇用機会が豊富で、生活費は格安だ。高速の有線ブロードバンドは月々1000円ほどしかからない。

デジタルノマドに適した国ランキングの上位10カ国は次の通り。(かっこ内の数字はサークルループ社がまとめたデジタルノマドスコア)

1位 カナダ(74.35)
2位 英国(63.43)
3位 ルーマニア(62.28)
4位 スウェーデン(61.54)
5位 デンマーク(61.49)
6位 フランス(60.8)
7位 オランダ(60.27)
8位 オーストラリア(60.16)
9位 スイス(60.15)
10位 ドイツ(60)

編集=遠藤宗生

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