フォーブス ジャパン Web編集部 編集長

圓窓代表の澤円氏 写真:Yayoi Arimoto

年間300回以上のプレゼンをこなし、「プレゼンテーションの神様」と称される圓窓代表の澤円氏。

もともとは、生命保険会社のIT子会社を経て、1997年大手外資系IT企業に入社。プリセールSEとして最新のITテクノロジーに関する情報発信の役割を担っていたが、2006年からマネジメントに。2020年夏に独立し、現在はスタートアップ複数社の顧問を務めながら、グローバル人材の育成に力を注ぐ。また、Voicyパーソナリティや琉球大学客員教授の顔も持つ、マルチタレントだ。

長髪でひげを蓄えたその姿から「キリスト」の愛称でも親しまれる澤氏は、企業に属する時代から、会社に頼らず、個人ブランディングでさまざまな取り組みに参画し、人脈を築いてきた。

歳を重ねるごとに広がるばかりの人脈だが、常にソリッドな人間関係を構築していくためのメソッドはあるのか、秘訣を聞いた。

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──澤さんにとって「人脈」とはどのようなものでしょうか?

一般的な「人脈」という言葉が持つ「なにかの利益を得るための手段」のようなニュアンスを徹底的に排除した、より純粋な人のつながりと定義しています。

ギブファーストの精神を前提にしつつ、相互に化学反応を起こすことができる人間関係こそが、僕の大事にしたい人脈です。

なので、人脈を築く際には、フラットであること、そして、利他主義であることを心がけてきました。また、搾取体質の人たちとは距離を置くことも、心に留めてきたことのひとつです。

──人脈力は澤さんの仕事、または人生にどのような影響を与えているのでしょうか。

人生を楽しむための必須要件です。

異能が集まって、一つの志を共有して世の中をよくするために時間を使うのは至上の喜び。面白い人と体験を共有することこそが、Quality of Life 向上には欠かせないのではないでしょうか。

──これまで人脈作りで失敗したこと、改善されてきたことは?

以前、搾取体質の人たちに貴重な人生をむしばまれてしまったことがありました。それにより、僕の時間と心のHP(ヒットポイント)が無駄に浪費されたのを感じたんです。

ですので、それからはそのような人たちとは距離を置くようにしていますし、何よりも、そういうタイプの人を見極める天才でもあるかみさんに相談するようにしています。

──現下、新型コロナウイルスのパンデミックによって大きなパラダイムチェンジが起こっています。これから迎える新しい時代は、どのようなものになると考えていらっしゃいますか。

「世界がリセットされた」ということを、自分の行動を変えるきっかけにできる人は、大きく羽ばたくことができる時代であると思います。

そういう時代には、自分の頭で考え、自分の言葉で発信できることが肝要です。待ちの姿勢が染みついている人たちは、非常にしんどい時代になるのではないでしょうか。

文=谷本有香

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