失職は現在、より一般的なことかもしれないが、失業について話すことはいまだに難しいことがある。採用面接では、ネガティブなことを認めることに居心地の悪さを感じるかもしれないためなおさらだ。
採用面接では、さまざまな転職や昇進、職業の変更(特に最近のもの)について尋ねられるだろう。履歴書に書かれている空白期間についても尋ねられるかもしれない。ニュースでは解雇が顕著に報じられ、多くの人がそのことを強く意識しているため、面接官はあなたが人員削減の対象になったのかを単刀直入に尋ねるかもしれない。
とはいえ多くの人が影響を受けているため、解雇に対するスティグマ(不名誉)は減っている。また、解雇の事実についてどのように説明するかは自分で決められることだ。
次の5つのステップに従えば、解雇やレイオフを経験した悪影響を最小化し、採用面接で良い成績を収めることができる。
1. 面接官が本当に知りたいことに答える
採用面接の目的は、あなたがその仕事に最善の候補者かどうかを見極めることだ。将来の雇用主は、自分たちの問題を解決してほしいと考えている。相手が焦点を当てているのはあなたではなく、あなたが自分たちのために何ができるかだ。同様に、相手はあなたが人員削減に遭った事実については、あなたの従業員としての価値を測る指標として以外、特に気に掛けないものだ。
解雇の理由があなたの仕事での成績にあると思われると悪影響が生じる可能性がある。それには、自分が大量に解雇されたうちの1人で、何かの原因で選ばれたわけではないことを強調しよう。
将来の雇用主は、仕事から離れていた間のスキルの低下を懸念するかもしれない。スキルと専門性を最新の状態に磨いておけば、これに対処できる。また面接先の企業は、あなたの態度や労働倫理が最近の嫌な体験により損なわれていると考えるかもしれない。これに対処するには、面接中にエネルギーとやる気にあふれた姿を示せばよい。
2. 簡潔に回答する
簡潔さとは、必要最低限の情報だ。解雇されたことについて話すことを避けるなど、情報提供の量が少な過ぎてはいけない。何かを隠しているように見えるからだ。一方、解雇について面接中ずっと言及していてもだめだ。これは、デート相手が自分の元交際者について話してばかりいるようなものだ。解雇されたのは過去のことで、採用面接は将来のためだ。将来の雇用主には、自分がその仕事しか眼中にないと思ってもらう必要がある。