感謝祭は19世紀に米国人が祝い始めたときには、その年の恵み、とくに収穫に感謝する機会だった。現代でも家族が集まる大事な行事だが、同時に買い物の祭典にもなっている。
今年のサイバーマンデーのオンライン売上高は昨年の94億ドルから15.1%増えた。セールの「ゴールデンアワー」の米国太平洋標準時午後7〜11時に、全体の4分の1にあたる約27億ドルの購入があった。値引率はコンピューターで最大28%、スポーツ用品で最大20%、家電製品で最大20%に達していた。
今年のブラックフライデー(11月27日)のオンライン売上高も、前年比21.6%増の90億ドルと過去最高を記録。感謝祭(11月26日)当日も50億ドルあまり、スモールビジネスサタデー(11月28日)も47億ドルといずれも過去最高だった。
アドビによると、5日間全体でスマートフォンからの購入が41.1%を占め、小売りウェブサイトへの訪問の10回に1回はソーシャルメディア経由だった。ホリデーシーズンの今年これまで(11月1日〜30日)のオンライン売上高は1065億ドルとなっている。