本体背面のメイン側デュアルレンズカメラ、およびFace IDを搭載するフロント側のTrueDepthカメラの性能、搭載する機能はiPhone 12とまったく同じだ。ポートレートモードによるボケ味を活かした写真、ワイドな風景を静止画と動画で撮影できる超広角カメラを使い倒したい。
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背面に広角レンズ・超広角レンズによる組み合わせとしたデュアルレンズカメラを搭載する
iPhone 12 miniは本体がコンパクトで軽いので、ポケットから取り出してすぐに撮影ができる。ただ、やはり6.1インチのiPhone 12の方が写真・動画撮影のプレビュー画面が見やすい。
動画再生も然りだ。筆者もそろそろ年齢を重ねて視力が衰えてきているので、いったん6インチ前後の画面サイズのスマホを使い慣れてしまうと、5.4インチのiPhone 12 miniのディスプレイ表示がとても小さく感じられた。
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4インチのiPhone 5sを使っていた当時にはスムーズに入力できていたはずのソフトウェアキーボードのタイピングも、勘を取り戻すのに少し時間が必要だった。6インチ前後のiPhoneから、iPhone 12 miniへのディスプレイサイズの“ステップダウン”を伴う機種変更を検討されている方は、発売後に一度店頭などで実機に触れてみるといいだろう。
左はiPhone 12。6インチ台のスマホに慣れてしまうとiPhone 12 miniのソフトウェアキーボードはとても小さく感じられる
大きなスマホが苦手だったり、バッグに入れて持ち歩くものはなるべく小さく・軽くしたい方にはiPhone 12シリーズの中で“ミニ”がベストな選択肢であることは間違いない。
一方で、バッテリー持ちが気になるという声もあるだろう。アップルはiPhoneに内蔵するバッテリーセルの容量を公開していないので、以下は連続してビデオコンテンツを再生できる時間をバッテリー持ちの目安として紹介する。iPhone 12 Pro Maxが最大20時間、iPhone 12は最大17時間であるのに対して、iPhone 12 miniは最大15時間となっている。
今回筆者はiPhone 12 miniのハンドリングテストを始めてまだ日が浅いので、実際のバッテリー性能の手応えがまだ得られていない。もしバッテリー性能を購入条件として優先するのであればiPhone 12を選んだ方が無難かもしれない。
