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アプリ「PIGUCHI(ピグっち)」では、学校では学べないお金の価値を学べる

掃除時間に音楽を流し、サビでダンスを踊る「ダンシング掃除」や、「勝手に観光大使」など、子どもの自主性や自立性を引き出すユニークな授業を展開し、そのアクティブラーニングが注目されている「ぬまっち先生」こと、東京学芸大学付属世田谷小学校教諭の沼田晶弘氏。

その沼田氏が次に着目しているのが、「お金の教育」だ。学校では学べないお金の価値を学べるアプリ「PIGUCHI(ピグっち)」の監修した沼田氏に、その狙いを聞いた。


──まず、ぬまっち先生が監修された「ピグっち」というアプリについて、その使い方や特徴について教えてください。

ピグっちは、お金の使い方や価値を学ぶアプリです。小学低学年時から使うことができます。主な機能は、「やることリスト」「レポート」「バンク」の3つで、アプリ内で実際にお金をやり取りすることはありません。

やることリストには、「8じまでにおきる」「おはなのみずやり」「ごみをすてる」など、毎日やることやお手伝いの内容を登録します。それぞれに1円〜500円の間でポイントを設定でき、リストにあるお手伝いを完了すると、アプリ内の「おさいふ」に設定されたポイントが貯まります。

リストの項目やポイントは、保護者が子供たちと一緒に決めることができ、追加や変更も可能です。円以外の通貨も用意しています。

レポートには、今までに稼いだお金が記録されます。今日のお金、昨日のお金、一昨日のお金、今月のお金、先月のお金の5項目に分かれており、やることリストの項目別で稼いだお金を確認することもできます。

バンクには、「こうざ」と「ローン」が用意されています。「おさいふ」に貯まったお金は、こうざに預けることが可能です。こうざにお金を預けると、お財布の中身は0円になり、その日付や金額は「つうちょう」に記録されます。銀行取引を疑似体験できるわけです。

さらに、バンクページからはローンを申請することもできます。必要な金額とその目的を入力して申請すると、保護者用の「おうちの人ページ」に申請が届くので、お父さんやお母さんは申請を受理もしくは却下します。審査が受理されると、子供が見るピグっちのアプリ上には合格通知が届くという仕組みです。

ローンの返済は、「おさいふ」もしくは「こうざ」のどちらかからポイントを減らすことで返済できます。より現実に近づけるため、ローンを借りると、毎月1%が利子として残高に加算される設定にしています。

文=伊藤みさき

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