処方薬の自宅配達は、高齢化が進むベビーブーム世代や、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)中、薬局を直接訪れたくない人たちの需要によって急成長しており、ウーバーはNimbleRxとの提携によってこの市場を取り込む狙いだ。トリガブによると、この協業ではウーバーが今年始めた直接配達のプラットフォーム「ウーバー・ダイレクト」を活用する。
NimbleRxの創業者で最高経営責任者(CEO)のタルハ・サッタルは「人々が薬を安全に、そして効率的に手に入れられることが今ほど大事な時期はない」と力を込める。実際、過去数カ月、処方薬の配達への需要は、消費者からも薬局からも著しく増えているという。
サッタルは、処方薬を受け取るまでの待ち時間は平均30分足らずだと説明し、このサービスは「まさしくオンデマンドだ」と強調している。