6. アレンテージョ地方(ポルトガル)
ポルトガルは他のヨーロッパ諸国と比べて新型コロナウイルスの影響が小さく、感染率は40分の1。アレンテージョ地方でのコロナ関連死は1人だけで、ほぼ「COVID-19フリー」となっている。
ポルトガル南部のアレンテージョ地方は大西洋に面し、手つかずの自然に包まれたシンプルな土地柄を求める大勢の観光客が、首都リスボンから車を1時間半ほど走らせてやって来る。
「エボラの町、ワイン・テイスティング(ヨーロッパでも名高い銘柄がある)、コンポルタからオデセイシェへの海岸ドライブ」をEBDは推奨している。
7月1日に観光客の受け入れを再開する。入国後の一時待機は必要ない。
7. バトゥミ(ジョージア)
ジョージアは、世界的に見ても新型コロナウイルスの影響が小さい。政府の素早い対応により、抑え込みはきわめてうまくいっている。国内の感染率は、被害が特に大きいヨーロッパ諸国の260分の1。
コーカサス山脈のふもとにあり黒海に面しているバトゥミは、ジョージア南西部アジャリア自治共和国の首都で、ジョージア第2の都市でもある。
「黒海のラスベガス」とも呼ばれ、EBDによれば「美しい景観、活気ある文化、名高いホスピタリティを兼ね備えている。古代の遺跡と現代のライフスタイルが織りなすコントラストは一見の価値がある」
コロナの心配が少ないだけでなく、犯罪発生率でヨーロッパのほとんどの首都より5倍も安全性が高い。
「海沿いの長い砂浜、高い山々、文化的モニュメント、修道院、アーチ橋、美しい湖、伝統ある村々──アジャリア地方は驚くほどの多様性にあふれている。地元のワインと珍しい料理を味わい、エコツーリズムの魅力を感じ、親切な人々に迎えてもらえる。空高く連なる山脈は自然との調和が感じられる。10~11月の気温も快適で、秋に訪れるのもいい」(EBD)
バトゥミには大学病院を含む30以上の病院があり、コロナ禍でも医療が逼迫したことはない。
7月1日に観光客の受け入れを再開する。入国後の一時待機は必要ない。
8. ザグレブ(クロアチア)
ザグレブはEBDのリストでも人気が高く、クロアチアの「旅行者一押しの観光地」であり、「都市を旅するなら必見」だ。クロアチアでの自動車旅行の起点にもなり、一年を通じて「ロマンチックな都市」で、クリスマス・マーケットがよく知られている。
首都にして国内最大の都市であり、古代ローマ時代からの豊かな歴史を持つ。クロアチア北西部のサバ川に面し、北にはメドベドニツァ山を望む。
クロアチアはヨーロッパの中でも新型コロナウイルスの影響が小さく、感染率は他のヨーロッパ諸国の20分の1。医療体制が整っており、人口当たりの病床数はヨーロッパでトップレベルにある。
「夏には、無数にあるコーヒーテラスで新聞を読んだりサッカーを観戦したりできる(クロアチアではサッカー人気がとても高い)。多くの美しい公園やすばらしい建築物、歴史的モニュメントを訪れてみてほしい。インスタ映えすること請け合い」とEBDは勧めている。
7月1日に観光客の受け入れを再開する。入国後の一時待機は必要ない。