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Abandoned piano(Roman Robroek)

朽ち果てたホテル、家族が住まなくなって数十年も経つ住居、前世紀の古城、廃校にされた小学校の校舎、打ち棄てられたガレージ、閉院になった病院、サナトリウム、そしてチェルノブイリ。世界各地の廃墟を訪れ、撮影し続ける人物がいる。オランダの写真家、Roman Robroekだ。彼はとりわけ、そんな建物の中で弾き手もなく取り残された「ピアノ」の美しさとデカダンスに取り憑かれ、かつてその空間に響いたかもしれない音色に耳を澄ましながら、それらを撮影し続ける。

秩序正しく整然と並ぶよう製造された鍵盤やハンマー、そしてかつて響かせたはずの繊細でクリアな音色。それらと現在の変わり果てた姿の間の劇的乖離こそ、人が「壊れたピアノ」に心惹かれる理由かもしれない。

ある種ディストピア的な風景にも思える「廃屋の中のピアノたち」。ここ数カ月、私たちが声もなく戦うことを余儀なくされた災禍をも思いながら、1枚ずつ見ていくことにしよう。

「声なき音色」で何を紡ぐか|廃屋の中のピアノたち(後編)に続く


#1 Abandoned Piano


#2 French House(フランスの家屋にて)


#3 Impressive Abandoned Palace In Poland(ポーランドの宮殿にて)



#4 German Sanatorium(ドイツのサナトリウムにて)


#5 Italian House(イタリアの家屋にて)


#6 German Castle(ドイツの古城にて)


#7 Belgium House(ベルギーの家屋にて)


#8 Abandoned School In Abkhazia(廃校になったアブハジアの学校にて)


#9 French Castle(フランスの古城にて)


#10 Italian Agriculture School(イタリアの農学校にて)


#11 Rococo Library Built In The 18th Century(18世紀に建てられたロココ朝の図書館にて)


#12 Abandoned School In Abkhazia(廃校になったアブハジアの学校にて)


#13 Abandoned Villa In Germany(ドイツのヴィラにて)


#14 Abandoned Palace In Poland(ポーランドの宮殿にて)


#15 German Villa(ドイツのヴィラにて)


#16 German Hospital(ドイツの病院にて)


#17 Italian House(イタリアの家屋にて)


#18 Villa Built In The Late 19th Century(19世紀終わりに建てられたヴィラにて)

構成=石井節子

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