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0歳からの「お金の話」

Halfdark/Getty Images

緊急事態宣言が延長され、子どもたちは相変わらず幼稚園や学校に行けないために、自宅で勉強したり、遊んだりする日々を過ごしている。

すでに多くの人たちが在宅勤務をしているかと思うが、徐々にそれに適した環境を整備し、子どもをみながら仕事を効率的に進めていく方法も、各自が編み出していることだろう。

生活のリズムがようやく確立されてきたところで、せっかくの機会として、Stay homeを活用して、子どもたちにお金の知識を身に付けさせてはいかがだろうか。

日本に限らず、海外でも自宅で過ごす子どもたちは多いだろうが、ニュースを見ていたら、金融機関がスポンサーとなって、ベンチャー企業が金融教育のオンラインコンテンツを無料で配信している国もあるようだ。コンテンツによっては対象年齢が5歳からのものもあり、この年齢から自宅学習の範囲に金融教育が入っていることに感心した。

日本では同様のサービスはないようだが、親子ともに自宅で過ごす時間が増えているので、これを機に一緒にお金の勉強をしてみるのもいいだろう。とはいえ、何をすればいいのだろうか。

小学校の高学年ぐらいからであれば、ニュースをきっかけにして、いろいろと会話をしながら、お金の勉強をしていくことは可能だと考える。

先日、オンライン上のチャットで私が高校生や大学生たちと一緒に議論したところ、とても盛り上がった話題が3つある。小学校の高学年以上なら理解できるものだと思うので、紹介しよう。

ニュースに絡めて連想ゲームを


まずはニュースをきっかけにした「連想ゲーム」だ。テレビをつければ新型コロナウイルス関連のニュースばかりだが、ただそれを聞き流すだけではなく、そのニュースからどこまで想像を広げられるかを試してみるといい。

例えば、新型コロナウイルスの影響で観光業や宿泊業を中心に倒産する企業が増えているというニュースがあるが、一方では好調な業種業態もあるはずだ。

実際に、この話題を高校生や大学生に振ってみると、最初に名前が挙がる業態はコンビニやスーパーだ。不要不急の外出は自粛したとしても、日用生活品や食料品は購入するからだという。

実際にデータで確認してみると、実はコンビニはそうでもない一方で、スーパーでは好調が続いている。消費増税後は、コンビニの1人勝ちだったが、今回はスーパーに多くの需要が集中している。

それ以外にも好調な業種業態があるかを彼らに聞いてみると、なかなか出てこない。私からデータによれば酒屋が好況だという話をすると、大学生はその理由にすぐ気がついた。「zoom飲み」という言葉もあるように、最近は自宅にいながらオンラインで友人を繋いで飲み会をしているため、ここにきて酒屋が好調になっているのだ。

このように、新型コロナウイルスの影響が企業の業績に影響を与えているというニュースをきっかけにして、「風が吹けば桶屋が儲かる」のように、連想ゲームをしていくのは、子どもたちが社会の仕組みを知る1つの方法になる。

文=森永康平

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