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フォーブス ジャパン編集部 エディター

新型コロナウイルス感染防止のため、4月7日に発令された緊急事態宣言は約1カ月が経ったタイミングで5月31日までの延長が発表された。多くの企業はリモートワーク体制での業務が続くことになる。あらゆるやり取りがオンラインに移行していく過程で、多くの人の頭を悩ませているのが「マネジメント管理」だ。

パーソル総合研究所の発表によると、国内で新型コロナウイルスの感染者が増え始めた3月に比べ、緊急事態宣言が発令された4月初めからリモートワークを実施した人は約2倍に増加。そのうち、初めてリモートワークを実施する人は6割程度いる、という。そう、不慣れな状態でリモートワークを始めた人が多いのだ。

では、オフラインに比べ、情報量の少ないオンライン上で相手との信頼関係を築き、モチベーションアップへつなげるにはどうすればいいのか?

コーチングサービス「mento」を運営するウゴクは4月24日、オンラインイベント「CoachingNight#02〜Withコロナ時代のマネジメントとコミュニケーション」を開催。オンラインでのコーチング経験豊富なコーチ(以下、mento登録コーチ)を招き、「Withコロナ時代に必要なマネジメントスキル」を展開した。本記事では、その内容をお届けする。

今まで以上に、先入観なくメンバーと向かい合うことが重要


リモートワークを実施する参加者たちはどんな課題を抱えているのか。イベント当日に課題として挙げられたのは、「社歴の浅いメンバーへの細やかなケアが難しい」「雑談がなくなったことで、信頼関係が低下した」などだ。

※mento利用者を対象にしたリモートワークでの不安・課題アンケート調査結果



それに対して、イベント開始早々にmento登録コーチが「一番大事なこと」として語ったのは、リモートワークでの課題や難しさ、理想をメンバーと直接話し合う、ということ。

「メンバー自らが課題感を発信したほうが、“話し合う場=共創の場”である認識が芽生えます。ミーティングでも『今の話し方はどうだった?』『このミーティングをどうしたい?』など聞く時間を設けることで、メンバーも話しやすくなります」

ポイントとなるのが、メタコミュニケーション。これは日頃のコミュニケーション自体を客観視して議題にすることだが、新型コロナウイルスによるリモートワーク環境下においては重要な技術だという。

「新型コロナウイルスの感染拡大は、命に関わる状況です。メンバーによっては休校・休園で子どもがいて仕事ができず収入が減ったり、必要以上に感染を恐れていたり、不安の種類や感度が異なります。つまり、自分の当たり前がまったく通じない状況とも言えます。

リモート環境下では前提や認識のすり合わせなしに対話を進めようとすると、いままで一緒に働いてきたメンバーであっても、人によっては話しにくくなったり、価値観を吐き出しにくくなったりする場合があります。また、状況に対する認識のズレが埋められなければで、リーダーとしてのメンバーからの信頼を失う可能性もあります。最初に、自分の感覚や考え方を全て脇において、先入観なくニュートラルな状態で相手の考えを聞き(=ゼロポジション)、話を進めていくことがポイント。今は、新型コロナウイルスの影響で働き方を変えざるを得ないタイミング。コミュニケーションやミーティングを変革するチャンスとも言えます」

文=福岡 夏樹

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