世界の父たちよ聞け。ビル・ゲイツも「娘の保育園送り」担当だった

Bill & Melinda Gates Foundation / Prashant Panjiar インド、ビハール州にて。


しかし目標が男女の対等なパートナーシップなら、なぜ私はこんなに女性に目を向け、女性の地位向上に熱意を燃やしているのでしょう? その答えは、一つには女性は互いの強さを引き出し合えること。二つ目に女性は、対等なパートナーシップを築く前に、まず自分たちにはその価値があると自覚する必要のあるケースが多いことにあります。

対等なパートナーシップ構築への取り組みは、男性のみでは提案されません。もしそんなことがあれば、既に対等な関係は実現しているでしょう。支配的な男性は、こんなセリフは口にしないはずです。

「対等にやろう。俺の権限をいくらか譲ってやる」

しかし他の男性がスタンスを変えるのを見たり、自分の権限を主張する女性に出会ったりすれば影響を受けるかもしれません。女性が力を得るメリット、つまり、女性は男性にはできないことができるというメリットだけではなく、上下関係のあるパートナーシップが対等に変われば関係が良質になるというメリットに気づいた時、男性の考えは変わります。あなたが大変な時は私がサポートし、楽な時は私をサポートしてくれるという信頼のもと、絆や親密さ、帰属感、連帯感、一体感が生まれるのです。それが人生で最高の、愛し合い手を取り合う経験をもたらします。それぞれが別々にもがいている男女にはできない経験です。女性が自ら主張して手に入れる経験が、上下関係のあるパートナーシップを対等に変えていきます。だからこそ、女性は互いを高め合う必要があるのです。階層社会の上部に立つ男性にとって代わるのではなく、男性と手を取り合って階層社会を終わらせるのです。

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