こんまりが伝授する、リラックスできる自宅作りのコツ

Photo by Richard Bord/Getty Images for Cannes Lions


3. 外のものを取り込む


自然光と空気を家の中に毎日たっぷり取り込み、自然の治癒・若返りの効果を屋内に取り入れよう。新鮮な空気を入れることで屋内の空気の質は大きく向上するし、自然光を入れれば気分が上がり、ビタミンDの吸収が増大し、睡眠が促進される。

近藤は毎朝、家の全ての窓やドアを開け、光と新鮮な空気を入れている。また、観葉植物を購入し、屋内に緑を取り入れることもできる。植物は空間を明るくしてくれるだけでなく、気分や生産性を改善してくれる。

4. 家を浄化する


近藤は「家の中で、純粋で浄化されたエネルギーを維持することが重要」と語っている。「新鮮な空気を屋内に入れることは、家を浄化するとてもシンプルな方法の一つ」

また近藤は、同じ目的のために毎朝お香をたいている。「お香は、気分が良くなる香りを出すために使われるのが最も一般的だが、天然のお香には優れた抗菌性がある」のだという。

5. 居心地の良い空間を作る


全ての部屋に居心地を良くする要素を加えることで、家をより温かみがあって居心地の良い場所にしよう。リビングや寝室にふんわりしたじゅうたんを敷いたり、ソファに柔らかいスローケットをかけたり、香りのあるキャンドルを灯したり、温かい照明にしたりなど、いろいろなことができる。

生花を飾ることで、どんな部屋でも心地良く感じの良い空間にすることができる。近藤は毎晩、エッセンシャルオイルのディフューザーを使い、家をリラックスできる空間にしている。さらには、インテリアの色も気分に大きな影響を与える。落ち着いてリラックスできる雰囲気作りをしたい場合、柔らかいグレーや冷たい青、薄い黄緑や紫などの色を選ぶこと。

6. 片付けを楽しむ


近藤は子どもがいる人に対し、片付けを一緒にすることを勧めている。「片付けと遊びを一緒にできることを子どもに示すこと」と近藤。「子どもが1歳ほどになり歩けるようになったら、遊んだ後に片付けをするよう促す。おもちゃ一つ一つの収納場所を決め、どこにしまうかを理解させる」

「掃除するときは自分が何をしているかを説明し、子どもがあなたから学べるようにすること。片付けは、家を幸せで居心地の良い状態に保つためにすることの一つだと伝えること。親が常日頃から笑顔で片付けをしているのを見れば、子どもたちは片付けを毎日のポジティブな活動として捉えるようになる」

家全体を一度に変えるのではなく、小さな変化から始めよう。変化を少しずつ導入すれば、家は少しずつ、自分が落ち着ける天国のような場所になっていく。

編集=遠藤宗生

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