ビジネス

2020.03.19 13:00

ミールキット宅配大手ブルーエプロン、新型コロナで株価が急騰


前述のゴードン・ハケットの調査では、新型コロナウイルスへの感染を懸念して「1週間前からフードデリバリーサービス(ドアダッシュやグラブハブ、ウーバーイーツなど)の利用を増やしている」と答えた世帯が25%を上回った。また、半数以上が、ドライブスルーを利用することでウイルス感染のリスクを抑えられると考えていることも明らかになった。

楽天インテリジェンスによると、米国内の食品とレストランからのデリバリー・サービスの売上高は同月12~14日、前年同期比52%増加した。今後、オンライン販売の利用が習慣化すれば、すでに有望視されていたこれらのサービスの成長は、さらに加速することになるだろう。

新型コロナウイルスの感染拡大がパンデミック(世界的流行)の状態になる以前にスイスの金融大手UBSが実施した調査では、2018年に350億ドル(約3兆8100億円)だったフードデリバリーの世界全体での売上高は、2030年には3650億ドルにまで増加するとの見通しが示されていた。主な理由は、利便性を追求するミレニアル世代の利用が増加すると考えられることだ。

編集=木内涼子

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