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左:バーニー・サンダース 右:ジョー・バイデン(Scott Olson/Getty Images)

米大統領選の民主党候補の公認指名争いは、注目された3月10日のミシガン州の予備選で、ジョー・バイデン前副大統領がバーニー・サンダース上院議員に勝利した。これを受けて一部の民主党関係者は、バイデンの指名獲得が確実になったとし、ドナルド・トランプの追放に向けて一致団結すべきだとの主張を開始した。

しかし、サンダースの選挙キャンペーンの広報担当者は、少なくとも15日に開催される民主党討論会までの間は、サンダースが選挙戦を離脱する見通しはないと述べた。

バイデンがミシガンで勝利したのを受け、サンダースの選挙広報官のBriahna Joy Grayは、ツイッターで「私としては、この結果に非常に驚いている。獲得代議員数の差は、全体の4051票のうちのわずか150票だ。バイデンが本当に勝利したかどうかは、15日になるまで分からない」と述べた。

ミシガン州はサンダースが指名獲得を果たす上で、最後の頼みの綱とされてきた。そのミシガンで、サンダースが破れたことにより、バイデンの指名獲得を確実視する見方が強まった。

サンダースが選挙戦を続行した場合、今後はかなり不利な戦いが待っている。次の予備選が開かれる4州(アリゾナ、フロリダ、イリノイ、オハイオ)において、バイデンの支持率はサンダースを二桁台も上回っている。政治予測ブログFiveThirtyEightは、バイデンの指名獲得の確率を99%としている。

当初は劣勢と見られたバイデンが息を吹き返した背景には、黒人層からの絶大な支持を誇るサウスカロライナ州のジム・クライバーン下院議員が2月末にバイデン支持を宣言したことがあげられる。クライバーンは、10日の予備選でサンダースが勝てなかった場合、民主党は党内の争いに終止符を打つべきだと述べていた。

しかし、サンダース支持者の間からは、今後も選挙戦を継続すべきだとの声があがっている。草の根的にサンダース支持運動を展開する「ピープル・フォー・バーニー」は、ツイッターで「バーニー・サンダースは決してあきらめない」と述べた。

サンダースのスピーチライターを務めるデービッド・シロタは、サンダースが選挙戦を継続することは、たとえ彼自身が指名を獲得できなかったとしても、バイデンに力を与えることにつながると述べている。

「指名獲得に向けた民主党内の争いが、熾烈なものになればなるほど、より優れた大統領候補が選出されることになる」と、シロタはツイートした。「党内の団結の名のもとに、争いをやめるよう呼びかける人もいるが、沈黙によってトランプを打ち負かすことはできない。沈黙はトランプを利することにつながる」とシロタは続けた。

編集=上田裕資

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