3. 技術が進歩した
技術の進歩により、従業員はいつでも、どこからでも楽に働けるようになった。在宅勤務や遠隔勤務などの従業員福利は、有望な人材を引きつけるための競争力ある福利として求人票にあふれるようになっている。仕事での成功の定義は、どれほどの時間上司と実際に会って話すかではなく、いつ、どのように働くかを自分でコントロールすることだと見なされるようになっている。労働者は柔軟性を求めていて、生産的に働き成功を収める場所はオフィスだけではないことに気づいている。
4. 労働力に参入する女性が増えた
米国では、ここ10年近くで初めて、女性が仕事の過半数(50.94%)を担うようになった。職場に出る女性が増える中、仕事での成功の定義が変化している。女性が職場で何に価値を置いているかを見極めるため、リーダーシップ開発を提供するセンター・フォー・クリエイティブ・リーダーシップ(CCL)が500人以上の女性リーダーを調査したところによると、次のものが求められていることが分かった。
・天職
女性が現在の雇用主にとどまる理由として挙げた最も一般的な理由は、仕事が人生の他の部分とうまく合致していることだ。多くの女性は、自分の価値観や目的につながる個人的に意義ある仕事を持つことに言及した。これらは、社会科学者が「天職」と呼ぶものを示している。天職とは、人々が追求したいと思う仕事で、自分のアイデンティティーの中核として考えるものだ。研究からは、仕事を「天職」として経験することで働きがいが向上することが示されている。
・柔軟性
職場の福利の中で重要な要素を挙げるよう求められたとき、女性が最も多く挙げたのが柔軟性だ。最も重要な手当てとされたのが有給休暇で、その後には医療給付や雇用主負担のリーダーシップ開発、柔軟なスケジュール、会社での昇進の機会が続いた。柔軟性は、子どもを育てたい才能ある女性人材の保持に関して特に重要かもしれない。
・リーダーシップの機会
調査の結果、女性は男性と同様に昇進や昇給、リーダーシップ開発の機会に関心を持っていることが分かった。また、女性がリーダーの地位を求めたり受け入れたりする可能性も男性と同じだった。
成功の定義とは何だろう? 毎日学校に子どもを迎えに行く柔軟性を持つことだろうか? 情熱を感じるキャリアを見つけることだろうか? 一つ確実なことは、成功を自分で定義できなければ、それを達成することはできないことだ。