英語の「ブランド」は、牧場で自分の牛に目印をつけて他の牧場の牛と区別する「焼き印」という意味がある。カウボーイ映画にはこのシーンが良く出てくるが、これは西部開拓時代よりずっと前に始まった習慣で、約5000年前の古代エジプトでも家畜の牛に焼き印をしていた。
では自分自身が商品である場合、自分をどうブランディングすればよいのか? もちろん焼きごては使わないだろう。独立したコンサルタントやサービス業を営む人々の状況はそれぞれ異なるが、それでも次に示す10通りのブランドの伝え方を組み合わせれば、誰しもの役に立つ。
1. 宣伝
ブランディングメッセージを世に出すため、カタログや印刷物、ラジオ広告、ネット広告、テレビコマーシャルなどの統制されたメディアチャンネルに費用を支払う。
2. ダイレクトメール
潜在顧客リストにメールや郵便物で案内を送る。最も良いのは、自分が開催するイベントへの招待状をダイレクトメールで送ることだ。
3. ネットワーキング
人と出会い、自分が相手にサービスを提供したいと伝えるために、ビジネスイベントに出席する。ネットワーキングは、ターゲット層が多いイベントで行う必要がある。あなたがどんな人を対象に事業を展開しているのか、そして相手が得られる結果は何かを明確に伝えるための宣伝文句を準備しておこう。
4. 独自のプロセス
これは、あなたが顧客の問題を解決する独自の方法のことだ。そのプロセスに名前を付け、自分のトレードマークとすること。これにより、そのプロセスがあなたのブランドの重要な部分を占めていることが伝わる。
5. 独自の調査
ターゲット顧客のいら立ち、懸念、望みなどに関する定期的な調査を行い、その結果を公開する。