このアイデアは、バンクーバーの猫カフェであるキャットフェ(Catfe′)の所有主ミシェル・ファーバッカーと、捨てられたペットのウサギを保護する団体ラビタッツ・レスキュー・ソサイエティー(Rabbitats Rescue Society)のため、ウサギのポップアップ展を開催するソレッレ・サイドマンの会合から生まれたものだ。
ファーバッカーは、バンクーバーのオンライン紙デーリー・ハイブ(Daily Hive)に対し「動物カフェは譲渡モデルとして本当にうまく機能する」と述べ、「ウサギでも試してみたかった」と語っている。
ラビタッツは以前、ウサギをペットとして引き取る可能性がある人がウサギと触れ合えるよう、期間限定の譲渡イベントを何度か開催したことがある。
サイドマンは、カナダのグローバル・テレビジョン・ネットワークのニュース部門であるグローバル・ニュースに対し「私たちは、人々が交流しウサギに餌をあげることでストレスを緩和できる、よりウサギを呼び物としたイベントを始めたばかりだ」と述べ、「人々はイベントを訪問し、ウサギに餌を与えることができる。ウサギは喜ぶし、訪問者も気に入っている」とした。
カナダでも、かわいらしい動物と触れ合える選択肢は多く存在するが、体験やその背景にある目的は非常に広範囲にわたる。新たバンクーバーにオープンした猫カフェのキャトロ・カフェ(Catoro Cafe)は、ネコの数の過剰増加に関する啓発活動に加え、フードサービス業界での廃棄物ゼロ活動など他の社会的正義の要素も盛り込み、教育的な側面に力を入れている。
キャットフェと同様、大半の団体は定住先が必要な動物のための衛星譲渡センターとして地元の動物愛護協会と協力している。一部は動物好きの人のための交流の場として機能しており、その一つがカナダ・オンタリオ州のマンチーズ・コーヒーハウス・アンド・バーケリー(Munchies Coffeehouse and Barkery)だ。同レストランでは、犬も食べられる焼き菓子まで用意して、犬の誕生日会を開催している(猫カフェが犬を抱えるスペースの数を大きく上回っている一因はおそらく、ネコの自己完結型の性質にあるだろう)。