ビジネス

2019.11.05 07:00

「ユーチューバーではない」発言の真意──小嶋陽菜がVLOGに見出した可能性とは?

新國 翔大
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──小嶋さんはVLOG以外にも、ツイッターでの情報発信も積極的に行なっている印象です。どのようなことを意識して、情報を発信されているのでしょうか?

私ネットオタクで、一日中ツイッターを眺めている日もあるんですよ。朝起きたら、まずツイッター(笑)。だから話題になっていることとか、もうすぐ火が付きそうなものが、自然と見極められるようになってきた気がします。努力して情報収集している感覚はなくて、ただインターネットが好きなだけなんです。

SNSの使い方が上手いとよく褒めていただけるのですが、SNSのプラットフォームにはそれぞれ何となくのルールがあるので、各SNSの特徴や住人の性質、その空気感をつかむことが大事です。

例えば、夜中に変なテンションでSNS投稿をしちゃいそうになることは私にもあるのですが、そういうときって、イタい投稿になりがちだから、必ず一晩寝かせるようにしてるんです。勢いに任せて意味のない投稿をしないようには注意していますね。

自分のオリジナルを発信するのは大事ですけど、SNSリテラシーを高める勉強をして、各SNSのルールにならって発信するといいと思います。

──勢いに任せて意味のない投稿をしない。すごく大事なことだと思います。

「イタい」とか「ダサい」と思う感覚を言語化するのは難しいけど、自分の中で、これはやらないでおこうというラインははっきりしています。かっこつけすぎないようにとか、承認欲求丸出しにならないようにとか……(笑)。ちなみに「ダサい」と感じる感覚が似ている人とは仲良くなりますね。おぎやはぎの小木さんとは感覚がピッタリ合うから仲良しです。

──小嶋さんはブランドやVLOGなど、常に新しいことに取り組まれています。こうした行動のモチベーションはどこにあるのでしょうか?

先ほどVLOGでの具体的な目標は今はないと言いましたが、発信を通じて後輩の道標になろうという想いはあります。AKB48グループに育ててもらって今の自分がある。卒業生として少なからず現役メンバーに影響を与えているんだろうなという自覚もありますし。

AKB48グループに所属していると、ときにその世界が全てに見えてしまうことがあります。だからこそ、私たち卒業生がアップデートしていかないといけないな、と。

後輩たちにはもっと広い世界があることも知ってもらいたいですね。私がやらせていただいている雑誌のモデルやアパレルブランドの立ち上げは、多くのメンバーがやってみたいことだと思うんです。目指してくれる後輩がいるのであれば、どんな立ち振舞いや心構えが必要なのか、行動して教えてあげたいですね。



期待している後輩はたくさんいるけど、事務所の後輩の加藤玲奈(AKB48)にはもっと化けてもらいたいですね。私のことを見てくれているみたいなので、そういう意味では一番チャンスがある場所にいると思うのですが(笑)、もう少し関わりをもって、フックアップ出来たらと思っています。

メンバーに細かくあれこれ指示はしませんが、些細なアドバイスでも何かのきっかけになるならしてあげたい。それが先輩としての責任であり恩返しなのかなと思っています。

まだまだ発信したいVLOGの構想はたくさんあるので、続けて行きたいですね。VLOGの良さは、動画をみるだけで生活の質が上がったり、美容のモチベーションが上がったりする感覚を味わえるところにあります。私のVLOGを観ている人にも、そんな気持ちになってもらえたら嬉しいですね。それが私の原動力です。

文=井澤梓 編集=新國翔大 写真=小田駿一

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