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2019.11.04 10:00

歴代の日本人ノーベル賞受賞者は? 1949年から、数々の快挙を振り返る

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1994年 大江健三郎(ノーベル文学賞)
現代日本文学を代表する小説家。東京大学在学中に『奇妙な仕事』で注目を集め、1958年に『飼育』で芥川賞を受賞。現実と神話が混合する世界を想像し、窮地にある現代人の姿を見る者を当惑させるように描いたとしてノーベル文学賞を受賞した。

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2000年 白川英樹(ノーベル化学賞)
東京工業大学理工学部卒。「プラスチックは電気を通さない」という常識を覆し、導電性高分子を発見・発展させたことで、ノーベル化学賞を受賞した。

2001年 野依良治(ノーベル化学賞)
京都大学工学部卒。キラル触媒による不斉反応の研究が評価され、ノーベル化学賞を受賞した。名古屋大学特別教授、独立行政法人理化学研究所理事長などを歴任。

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2002年 小柴昌俊(ノーベル物理学賞)
東京大学理学部卒。世界で初めてニュートリノの観測に成功し、宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献が認められ、ノーベル物理学賞を受賞した。東京大学本郷キャンパスの理学部1号館には、ノーベル賞受賞を記念して「小柴ホール」が設置された。

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2002年 田中耕一(ノーベル化学賞)
東北大学工学部卒。生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発により、ノーベル化学賞を受賞した。受賞時は京都の精密機器メーカー「島津製作所」に勤める現役の会社員だったため、大きな注目を集めた。

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2008年 小林誠・益川敏英(ノーベル物理学賞)
両者ともに名古屋大学理学部卒。クォークが少なくとも3世代以上存在することを予言する、CP対称性の破れの起源の発見(小林・益川理論)で、ノーベル物理学賞を受賞した。

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小林誠氏(左) 益川敏英氏(右)/ GettyImages

2008年 南部陽一郎(ノーベル物理学賞)
東京帝国大学(現・東京大学)理学部卒。素粒子物理学における自発的対称性の破れを発見し、ノーベル物理学賞を受賞した。出身は東京で、1970年に日本からアメリカに帰化した。

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2008年 下村脩(ノーベル化学賞)
旧制長崎医科大学附属薬学専門部(現・長崎大学薬学部)卒。緑色蛍光タンパク質(GFP)を発見、生命科学への貢献が認められ、ノーベル化学賞を受賞した。16歳の頃に長崎での原爆投下に遭遇しており、ノーベル賞受賞スピーチでも自身の戦争体験について触れていた。

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下村脩氏と麻生太郎首相(2008年当時)/ GettyImages
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文=長澤史佳、大竹初奈

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