2019年10月現在、日本人(日本国籍)のノーベル賞受賞者は25名。今回は日本にルーツを持つ受賞者3名も含めて、プロフィールと受賞理由を紹介する。
1949年 湯川秀樹(ノーベル物理学賞)
京都帝国大学(現・京都大学)理学部卒。中間子の存在の予想を理論的に予言し、日本人で初めてのノーベル賞受賞者となった。史上最年少で文化勲章を受賞した人物でもある。
1965年 朝永振一郎(ノーベル物理学賞)
京都帝国大学(現・京都大学)理学部卒。量子電気力学分野の研究での功績が認められ、ノーベル物理学賞を受賞した。湯川秀樹とはライバルであると同時に、助け合う関係でもあった。
1968年 川端康成(ノーベル文学賞)
戦前から戦後、近現代の日本を代表する小説家。代表作は『伊豆の踊子』『雪国』『抒情歌』など。繊細で卓越した叙述表現が認められ、日本人初のノーベル文学賞を受賞した。
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1973年 江崎玲於奈(ノーベル物理学賞)
東京帝国大学(現・東京大学)理学部卒。半導体におけるトンネル効果を発見し、エサキダイオード(トンネルダイオード)を開発。日本人として3人目となるノーベル物理学賞を受賞した。
1974年 佐藤栄作(ノーベル平和賞)
第61〜63代内閣総理大臣。総理大臣として、日韓国交正常化や沖縄返還を実現させた。「もたず、つくらず、もちこませず」という3つの原則からなる非核三原則を提唱。日本人で唯一のノーベル平和賞受賞者である。
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1981年 福井謙一(ノーベル化学賞)
京都帝国大学(現・京都大学)工学部卒。化学反応過程の理論的研究で、アジア人として初めてノーベル化学賞を受賞した。京都工芸繊維大学学長などを歴任。
1987年 利根川進(ノーベル生理学・医学賞)
京都大学理学部卒。多様な抗体を生成する遺伝的原理を解明し、日本人で初めてノーベル生理学・医学賞を受賞した。マサチューセッツ工科大学教授などを歴任。
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