ビジネス

2019.10.22

従業員の問題解決を支援する上司になる4つのステップ

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2. 従業員と協働し、適切な解決策の優先順位をつける

従業員に、問題の結果としてどのような状況に直面しているかを説明してもらおう。使える時間とリソースに基づき、それぞれの問題を解決する方法に優先順位をつける。フィジュオロは「問題解決を、最も高い価値を持つ機会に集中させる必要がある」と述べている。彼はこのプロセスで、80対20の法則を使うことを勧めている。従業員に「努力が最小で効果が大きいもの」から「努力が最大で効果が少ないもの」まで、考えられる解決策に順位をつけるよう求めよう。

3. 従業員に、今後のステップについて批判的に考えさせる

従業員と協力し、プロジェクトの状態やその前のコミットメント(確約)、関与するチーム、影響の大きさなどに基づいて、問題に対する実現可能な解決策を分析する。「努力が最小限で効果が大きい」解決策が最善だが、現状では不可能な場合もある。従業員が論理と直感を活用し、適切な解決策を見つけられるよう支援しよう。

4. 従業員が解決策を同僚に売り込めるようにする

従業員の解決策がどれほど良いものだったとしても、「関係者にとって価値を持つ明確な推薦の言葉を思いつくことができなければ水の泡」とフィジュオロは述べている。従業員に何度か練習を重ねさせ、準備をさせること。売り込み文句の中に、説得のための事実など主張を裏付ける例を盛り込もう。ロールプレイを行い、従業員の解決策に論理的に反論する。

「アイデアを支援してもらうために重要なのは、正しい事実をそろえ、聴衆に対して説得力がある方法でそれらを明確にすることだ」(フィジュオロ)

翻訳・編集=出田静

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