・従業員が享受できるリソースや表彰、注目の機会が限られていると感じない環境にすることが役に立つ。そうした機会が限られていると感じてしまう場合、同僚はあなたを褒めることで自分が褒められる機会が一つ減ると思うだろう。表彰や注目の機会を増やして、全体数を増やす方法を考えよう。これは巨額を投じずとも実現可能だ。
・同僚が互いを応援する手段を作る。功績を認めるべき人を従業員がノミネートできる「cheers for peers(同僚を応援しよう)」プログラムがある会社もある。これにより互いをたたえる気持ちや、周囲の人々が会社にしている貢献について考える気持ちが生まれる。
・あなたの会社には、互いに良い行いについてインフォーマルに感謝し合える手段が、企業文化としてあるだろうか? それとも、そうした機会は(あったとしても)年に1度の表彰式だけだろうか? その場で自然に褒めることや感謝のメモを渡すことは、よりポジティブな職場文化作りにつながる。
・メールに返信する時間を取ること。これはよりポジティブな企業文化づくりに役立つ。中にはメールに全く返信しない人もおり、送信者は戸惑ってしまう。誰かが「関心がありそうなリーダーシッププログラムを見つけました」とメールをしてくれた時に「お知らせありがとうございます。とても感謝しています」と返せば、それほど時間をかけずに相手を肯定し、プロフェッショナルな丁寧さを示すことができる。
・同僚へのお礼メールを送る際、同僚の上司をCCで入れるのも、同僚の努力と貢献への感謝を示せる素晴らしい方法だ。
互いをたたえ合う職場文化、特に互いに応援し合える文化を築くことで、同僚間の友情を強化できる。会社に来るのが楽しみになり、仕事とそれ以外がつながっているような感覚を持つためには、職場に友人がいることが本当に重要だ。この社会的なつながりと、仕事以外の生活であった良い話を共有できるということは、特に若手世代にとって大切であり、在職期間にも影響する可能性がある。