「グローバル思考」の伸ばし方

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1993年に出版された「リエンジニアリング革命」(マイケル・ハマー、ジェームス・チャンピー著)という本が出版されて以降、多くの企業がBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)を取り入れるようになりました。

BPRとは、本来の目的に向かって組織の業務を全面的に見直し、プロセスを根本からデザインしなおすことですが、実は仕事のみではなく、家事の効率化やプライベートでの時間配分の最適化にも大きな効果を発揮します。

私自身、「乳幼児がいるワンオペ家庭で、フルタイムの仕事と最低限必要な家事をしながら、自分の時間を確保するためにはどうしたらいいか?」と考えていた時に、ワーキングマザーの先輩からのアドバイスをきっかけに家事のBPRを始めました。

何を目的に、何を調整できるか整理する

BPRでは最初に向かうべきところを明確にします。私の家事のBPRにおいてはまず、「自分と家族が幸せになる生活とはどのようなものか?」という、理想の暮らしを考えました。自分にとっての「幸せ」を具体的に定義しておかないと、周囲や世間一般が考える「幸せ」に振り回されてしまうからです。

幸福な暮らしのあり方は、当然、人それぞれ違います。そのためここで挙げる私のバランスが多くの人に最適というわけではなく、あくまでも、家事にBPRを取り入れるという例として捉えていただけたらと思います。

たとえば、わが家は家族に食物アレルギーがあり外食や中食が非常に難しいため、食事は手づくりに頼らざるをえません。

そこで、「自分で調理しても負担にならない時間や内容はどのくらいか?」を検討した結果、料理が好きではない私には、週90分以下なら許容範囲だと思えたので、そこを目指すことにしました。

また、娘が感じる幸せには、私と一緒に遊ぶ時間が関係しているため、子どもの年齢や精神状態によって必要な時間は変わってきますが、現在は、毎日5~6時間を娘と一緒にいることに割いています。

こうして自らの理想を描いたら、実現化に向けて、自分が行っている家事を、料理、掃除、洗濯など、項目別にプロセスを書き出し、それぞれにどのくらい時間がかかっているか、ストップウォッチで計測します。

たとえば、私が料理のBPRを初めて試みた時に書いたプロセス図は、次のようなものでした。



そして、かかる時間を計測をした結果をもとに、どの手順に問題があるか、要らないプロセスは何かを考え、プロセス自体を考え直していきます。

文=秋山ゆかり

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