面接で犯しがちな3つの間違いとその回避法

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パフォーマンスを発揮できた主な分野に関連した体験談の例を考え、その例を箇条書きし、それにタイトルをつける。悪い状況を良い方向へと転換したストーリーも含めて、それに焦点を当てるようにすること。

以下に推奨カテゴリーを挙げるが、応募する仕事に必要とされる重要な職務要件や能力を基準に考える必要がある。何回も言及されているスキルや能力がある場合、自分が語るストーリーの一つにそれを取り込むこと。例えば次のような例に対しストーリーを構築しておくとよいだろう。

・チームワークあるいはリーダーシップ
・顧客・関係者とのコミュニケーション
・新しいことの学習
・目標の達成

自分のストーリーのテーマを特定したら、答えの中でストーリーの文脈や自分が取った行動、達成したことについて述べよう。さらに一歩進み、考え方や態度、文化的な適合性など重要な点も扱おう。それぞれの例は次の通り。

文脈

「私たちは、8000人の登録アドバイザーを顧客としていました。とても多くのことを学ばなければならず、完全に自立するまでの平均期間は2年でした」

行動

「私は1日に60~80人の顧客を相手に、複雑な問題や方針、法律問題について教育しました。これに成功したことで、私はチームメートの学びと情報の吸収を支援するリソースを作りたいと考えるようになりました」

結果

「私はわずか6カ月で完全に自立した従業員として上級管理職から認められ、リソース作りの希望を許可してもらえました。私はこれを通じて、短期間での学習能力とチームの他のメンバーを助ける大きな志を持っていることを素晴らしい形で示したと評価されました」

また、例を共有するときに重要なことは次の通りだ。

・パーセンテージまたは利益の増加幅
・受賞歴や、大きく評価された例
・コスト削減や時間の節約
・リソースや手順の作成・改善
・状況を明確にする数値指標
・企業の個性や性質と合う言葉使いや価値観への言及

面接では時に居心地の悪さを感じることは分かるが、こうした間違いを避けることで面接の出来を制御することはできる。自分のすべきことをやったら、最善を尽くしたと考えリラックスしよう。

編集=遠藤宗生

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