面接で犯しがちな3つの間違いとその回避法

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コミュニケーションに自信を持っている人でも、ここに挙げる採用面接の3つの過ちを犯しているかもしれない。私が以前取材した神経科学者のドン・ボーン博士によると、人の脳は自分の知らないものを理解することが得意ではない。そのため、面接に備えることが非常に重要になる。私は顧客を指導する際、3つの「面接の落とし穴」に注意している。

1. 企業研究を通じて相手に好感を与える努力をしない

好意が持てる人としての印象を残す方法は、面接でアイコンタクトをする、敬意がありプロフェッショナルな格好をする、ほほ笑む以外にもある。企業について事前調査を行えば、自分が本当にその仕事に就きたいのかを考えるための材料を得られる。求人元は、あなたがその仕事を心から欲しているかどうかを気にかけており、そうではない場合は分かるものだ。

その企業が現在抱えている課題を、従業員や顧客、関係者などあらゆる視点から見ることも、あなたの面接での答えに価値を付加してくれる。

2. イノベーションのための学習と成長をしなくなった

アドバイスや建設的な批判を受け止められることは、他者とどれほどうまく協働できるかを示す指標の一つだ。学習や個人的な成長に対するコミットメントも、その役割にどれほどモチベーションを持てるかや、イノベーションにどのように貢献できるかを示す指標となる。学習と成長の助けとなるものは次の通りだ。

・自分の主要な業務に関するニュースを知らせるグーグルアラートを設定し、面接準備の一環として業界に関する知識を増やす
・あなたの業界や会社でのソートリーダー(思想的指導者)を見つけ出し、課題への解決策としてどんなことを話しているかを確認する
・面接では、自分にグロースマインドセット(自分は努力により成長できるとする考え方)があることを示す質問をする

3. 自分にはその仕事ができるのに、それを示せていない

これは次のいずれかが理由であることが多い。

・しばらく面接を受けていなかった
・面接スキルを伸ばすことに時間を投資してこなかった
・自分のキャリア経験についての説明に時間を使ったが、効果的に伝えていなかった
・自信が欠けている

ではどうすればよいのか?
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編集=遠藤宗生

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