4. 規律正しくなる
テキサス大学サウスウェスタン・メディカル・センターの調査によると、糖尿病を患う10代の若者は、ペットを飼っていない場合より魚の世話をしていたときの方が病気をうまく管理していた。10代の若者患者は治療計画を守らないことで知られていたが、餌やりのスケジュールを守ることを仕事として与えられることで、一貫性を持ってより定期的に血糖値を確認していた。
5. 幸福度が上がり、憂鬱(ゆううつ)な気持ちが減る
目的意識は人間にとって大切なものだし、誰かとつながっていると感じることで孤独感を緩和し、喜びがもたらされる。そばにいることで、ペットは特に年配の人や病気の人が感じる憂鬱な気持ちと闘うことができる。外傷後ストレス障害と闘う退役軍人も、ペットや介助犬を飼い始めることで気分が上がり、健康が改善することが分かっている。
6. 社会交流の機会が増える
外で人と物理的に関わるにせよペットについて会話するにせよ、動物を飼うことは他者とつながりを構築する素晴らしい方法だ。現在は、自分が飼っているペットに合わせたインターネット上の交流サイトやデートサイトまで存在する。複数の調査では、ペットを飼っている人は近所の人から「より親しみやすい」と思われることが分かっている。それは、外出したときに人と関わることが増えることが理由である可能性が高い。
7. 免疫系の改善とアレルギー予防になる
米医学誌のアレルギーと慢性免疫学ジャーナル(Journal of Allergy and Clinical Immunology)に2004年に掲載された論文は、幼少期に犬を飼うことで全体的な免疫系が向上し、アレルギーが緩和されると主張している。
またウィスコンシン大学マディソン校小児科医、ジェームズ・ガーンの調査は、自宅でペットを飼うことで、子どもが家関連のアレルギーを発症する可能性が約33%減る場合があることが分かった。ペットの毛に付いているふけは、子どもや乳児にとって自然な免疫療法になる可能性があると考えられている。そうなれば子どもの免疫系が強化され、学校を休むことが少なくなる。
8. 子どもの成長を支援する
感情的な発達は、子どもが健康的な大人になる上で非常に重要だ。ペットは、特に発達障害がある子どもたちに良い効果を与えると証明されている。注意欠如・多動性障害(ADHD)の子どもたちは、予測できるルーティンを持っているときの方が集中できるということが示されている。ペットを飼えば、こうした予想可能なルーティンを持つことができる。。
自閉症の子どもたちは、動物をなでる感覚的な体験により癒やされ、社会的スキルも向上する。猫であれ犬であれモルモットであれ、動物は子どもの発達に効果的かもしれない。