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I write about management in its many forms.

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就職活動をするにあたり、小さいながらも大切なことは幾つかある。その一つが、面接後にお礼の言葉を伝えることだ。問題は、これがささいな違いなのか、それとも必要不可欠なものなのかだ。

長年に渡り管理職として多くの人を雇ってきた私は、これについて考える機会は多かったものの、じっくり体系立てて考えたことはなかった。そんなこともあり、このトピックについて非常に強い視点を提供するリンクトインの記事が目に留まった。

この記事は、ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」のジェシカ・リーブマン編集長が投稿したものだった。彼女の論点はシンプルで、次のタイトルに集約されていた。「10年間にわたり人材を雇ってきた私は、今もひとつのシンプルなルールに従っている。それは、お礼のメールを送らない人は雇わないということ」

リーブマンの説明は明確かつ論理的だ。お礼のメールは「仕事に就きたいというシグナルであり、逆に送ってこないのはその仕事に就きたくないというサインだ」と彼女は書いている。

「お礼のメールを送ってこない候補者の審査を進めたこともあるが、そうした候補者は音信不通になったり、最終的にこちらからのオファーを断ったりした。条件を承諾しておきながら、入社前に辞退したり、数カ月で退職したりした人もいる」

次に彼女が書いているのは、お礼メールは業務遂行能力の高さを示すものではないが、追加のデータとなるということ。「候補者が熱心かつ几帳面で、礼状を送るマナーのある人であることがわかる」とリーブマンは指摘する。さらに、その人と会社との相性についての有用な情報も得られるという。「インサイダー社では“将来有望な卵”の雇用を目指している」と彼女は言う。

「お礼メールは、有望な卵の指標となる」

私は全く同じ言葉で考えたことはなかったものの、リーブマンの言う“有望な卵”という考え方は100パーセント理解できた。私は長年、イノベーションよりもコラボレーションを重んじる環境で働き、技術的な能力を持つと同時に文化的に合う人材を常に雇ってきた。いずれかの要素が欠けている人は外れとみなしていたのだ。

編集=遠藤宗生

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