働き方革命最前線 ─ポストAI時代のワークスタイル

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ビジネスの場において、ネットを介して人と知り合うことはもはや当たり前になりつつあります。

例えば僕の友人らにアンケートをとったところ、「ネット伝いに人と知り合ったことがある」という人は68%でした。そうでなくても、誰でも一度は、「直接知り合うのは今日が初めてだけど、もともとフェイスブックで知っていた」というような出会いを経験していることと思います。

そんなことを友人らと話していると、業界では有名なある人がこんなことを言ってました。

「でも時々初対面の人から、『フェイスブックを見ると、僕とあなたの共通の知り合いって、50人もいるんです』と挨拶されるんだよね」と。また、「名刺交換をしていると『ネットで見てました。好きです』って言われる。それだけだと反応に困ってしまう」

もともと、かなりのコミュ障である僕としては、どちらの気持ちもわかるのです。「うーん。おそらく挨拶を外してしまう彼らとしては、少しでも相手と共通の話題を探そうとして“共通の友達”の数を持ち出したり、とにかく好意を伝えようとしてそう口走ってしまうんだろうな」と。同時に、「でもそれではお互いに話が続かないだろうなあ」とも。

僕が知る限り、知名度がある人ほど、人のことを肩書きで見たり、共通の知り合いの数で人を判断したりしません。しかし、話しかける方からすれば「相手ほどすごくもない自分が、何を言えばいいのだろう」と、自信のなさからついわかりやすい表現に走りたくなるものなのでしょう。

でも、それはせっかく出会えた機会を棒に振るような行為です。ではどうすればいいのでしょうか。

コミュ障ならではのネット術

繰り返すようですが、僕はかなりのコミュ障です。普段色々な人と会うので、側からはそう見えないらしいのですが、僕をよく知る妻には、「人見知りなりに、ほんとよく頑張ってるよね」と言われます。そのため、僕は人見知りなりに人と仲良くなるための方法、つまりライフハックを大量にストックしており、随時繰り出すようにしています。

例えば、ちょっと緊張するような相手と初めて会うとき、事前にフェイスブックのウォールを、相手好みにアレンジします。つまり、相手が関心をもつような内容を3つほど投稿しておくのです。すると、僕と会う前にそのウォールを見ていた相手から、「あの記事いいですよね」と会話の掴みにしていただけたりして、内心「よし!」とガッツポーズをしたりします。

フェイスブックは僕にとって茶室空間みたいなもの。事前に相手好みに誂るという一手間で、かなり有効なツールとなります。

文=尾原和啓

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