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Ball(Jonathan Weiss / Shutterstock.com)

職場における多様性(ダイバーシティ)は米国人にとって、常に重要な問題だった。セクハラや性暴力を告発する「#MeToo運動」が広まる中、多く人の注目を浴びたセクハラや人種差別に関する告発がきっかけとなり、この問題はさらに高い関心を集めるようになっている。

また、ドナルド・トランプ米大統領が掲げるメキシコとの国境に壁を建設し、移民の流入に歯止めをかけるという目標も、この問題がさらにクローズアップされる一因となっている。

フォーブスは先ごろ、調査会社スタティスタの協力を得て、1000人以上を雇用している米企業の従業員5万人を対象に行った調査の結果に基づき、2019年版「ダイバーシティに最も優れた米企業」の上位500社リストを発表した。

調査では各社の従業員にそれぞれの職場の多様性に関するアンケートに答えてもらったほか、同業他社の多様性についても意見を聞いた。また、評価基準とした項目には、経営トップと取締役会における多様性や、多様性に関する重要業績評価指標(KPI、多様性と一体性の促進を専門とする部署やポジションの有無、企業文化の多様性に関する積極的なコミュニケーションが行われているか、その他)なども含めた。

調査の結果、100を最高点とする評価で1位となったのは、85.85のスコアを獲得した金属製パッケージング・関連サービスのボール(Ball)だった。同社はこの評価について、「多様性は当社の従業員個人とチームにとって、…成長と価値の向上を促す発想と革新を支援するものだ」と述べている。

2位と3位に入ったニールセンとブルークロス&ブルーシールド・オブ・テネシーは両社とも、多様性推進の担当者を採用している。人種や文化、性別、性的志向などにかかわらず、全ての従業員が尊重される職場にするという目標を実現するためだ。

過去に実施されてきた調査では、多様性は企業に利益をもたらす大きな財産となり得ることが示されている。

以下、今回のランキングで上位10社に入った米企業と各社のスコアを紹介する。

1. Ball(金属製パッケージング・関連サービス)/85.86
2. Nielsen(プロフェッショナルサービス)/85.00
3. BlueCross & BlueShield of Tennessee(保険)/84.80
4. Kent State University Kent Campus(教育)/84.72
5. Vertex Pharmaceuticals(製薬・バイオテクノロジー)/84.37
6. Netflix(メディア・広告)/84.20
7. University of California, Irvine(教育)/84.14
8. Penguin Random House(メディア・広告)/83.71
9. SAP(IT・ソフトウェア・関連サービス)/83.21
10. Visa(銀行・金融サービス)/83.14

出展:Statista & Forbes

編集=木内涼子

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