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フリーライター/エディター

メルカリやラクスルの上場など、話題に事欠かなかった2018年のスタートアップ業界。今年も早速、マザーズ上場の知らせが届いた。

2019年のマザーズ上場第一弾を果たしたのは、創業4年に満たない組織コンサルティング企業「識学(しきがく」だ。

組織コンサルティングとは、企業などが抱える人事制度やマネジメントの課題を解決し、組織を成長に導く職業。

同社は組織マネジメント理論「識学」を使ったコンサルティングサービスの提供会社で、1月16日、東京証券取引所マザーズ市場に新規上場を承認された。2月22日の上場を予定している。

識学の特徴は、独自の理論に即したメソッドをマンツーマンで指導する点だ。

人の意識を5つに分類する独自の意識構造学をもとに、受講者は自分の「思考のクセ」を発見する。これまで何となくの感情で決めていた判断にフレームワークを取り入れることで、迷いやコミュニケーションの齟齬を解消するという。

コンサルティングのほかにも、動画や組織判断ツールなどが使えるプラットフォームサービスを販売しており、スポーツクラブにもサービスを提供している。

また、シードベンチャーへ投資するスカイランドベンチャーズと業務提携をしており、投資先への識学導入支援も行っている。



同社は2015年3月に設立、これまで独立系VCのK&PパートナーズやPR会社のベクトル、IT技術で企業の端末管理やセキュリティ管理を改善するチェンジなどから出資を受けている。

有価証券報告書によると、同社の2017年2月期(第2期)の売上高は3億1787万円、経常損失が754万円、当期純損失が668万円。2018年2月期(第3期)における売上高は7億5502万円、経常利益が6932万円、当期純利益が4225万円だ。

コンサルティングサービスにしては急速に売り上げを伸ばし、創業からわずか4年でマザーズ上場を果たした同社。今後の動向を、注視したい。

文=野口 直希

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