最も人気が高かったのがシンガポール。そして、気になる日本は昨年の22位から大幅に順位を落として30位に。治安では1位に選ばれたが、起業やワークライフバランス、友だちのつくりやすさなどの点で下位に甘んじている。
1位 シンガポール
昨年に続いて首位に。キャリアアップを目的に移住する人が多い。また、治安や医療、教育といった生活の基盤が安定しているのも魅力。
2位 ニュージーランド
豊かな自然に恵まれ、根強い人気を誇る。近年は“起業熱”も高まっており、税率の優遇制度から投資家や起業家も移り住んでいる。
3位 ドイツ
移民政策で揺れるが、安定した経済と安定した雇用制度は移住者にとって魅力的。育児や教育に熱心な社会である点も保護者にとってはプラス。
4位 カナダ
寛容な人が多く、多様性への理解もあることから、移住者が溶け込みやすい社会。人工知能(AI)やゲーム産業も起業家予備軍を呼び寄せている。
5位 バーレーン
収入増を目的に移住する人多数。その一方で、育児や医療の環境が充実していることから、ワークライフバランスを求めて移住する人も。
6位 オーストラリア
生活の質の高さは折り紙付き。世界的なIT企業を輩出していることもあり、シドニーやメルボルンへ移住する起業家が増えている。
7位 スウェーデン
高福祉国家とあって安定した雇用と充実した教育制度が人気。ただ友だちづくりが難しいと考える回答者もおり、社会生活への評価は低め。
8位 スイス
安定した政治・経済への評価が高い一方で、社会生活への評価が著しく低い結果に。制度面の充実と生活の質の低さが浮き彫りになっている。
9位 台湾
経済面が総じて高評価。とりわけ、評価が高かったのが文化レベルや友だちのつくりやすさといった“ソフト面”。親しみやすい国民性が大きな引きに。
10位 アラブ首長国連邦
収入増や貯金増に惹かれて移住する人が増加。文化や社会生活への評価はいまいちだが、治安のよさや育児環境を評価する声も。