ビジネス

2018.12.11

仕事を押し付けられがちな年末 休暇を犠牲にしない3つの方法

Elnur / shutterstock

事前に計画していた休暇に仕事が殺到してしまい、休暇が取れないことをうれしく思う人はほとんどいない。従業員は休暇に入る前にプロジェクトを完了させようとするため、12月は忙しい月だ。時には、プロジェクト完了のためその一部や全部を他人に押し付けてしまう人もいる。多くの場合、押し付けられるのは勤務年数が短い従業員や非管理職だ。

しかし、無力感を覚える必要はない。ここでは、人から押し付けられた仕事に埋もれてしまわないようにする3つの方法を紹介する。

1. 事前に計画する

多くの人が休暇を取る時期に近づいているときには、事前に時間を取って計画を練ろう。締め切りを確認し、仕事を複数の部分に分けて今のうちから取り掛かること。休暇に入る直前に仕事を引き継ぐ傾向のある同僚がいる場合、事前に確認し、仕事を完了させるための時間を確保しておく。業務をきちんと管理し、予想外に浮上したプロジェクトを吸収する余地を残しておく。

2. チームメンバーの間で業務を分散する

仕事を与えられたのが自分だとしても、それを一人で完了しなければならないわけではない。仕事は共有することができ、一部を他人に引き受けてもらうことは重要なマネジメントスキルでもある。人はキャリアアップするほど、仕事の目標を達成するため他者からの支援に頼るようになる。

あなたがチームの一員であれば、仕事を複数の従業員で分けてもよいか上司に聞こう。仕事を分散すればするほど各人の負担は軽くなり、より効率的・生産的に働けるようになる。

3. 仕事の優先順位をつける

全ての仕事を今完了しなければならないわけではない。一部の業務は後でもできる。自分に渡された業務を確認し、それを個別のタスクに分割しよう。成功する人は優先順位をつけるものだ。休暇後にタスクを完了してもよいだろうか? 確信が持てなければ、上司か仕事を回した本人に聞いてみよう。推測してはいけない。情報を集め、仕事の成果物の品質を保ちつつ、休暇を犠牲にせずに済むような決断を下そう。

他人の仕事のせいで職場に残らずに済むよう、仕事では休暇に向けた準備をしておくこと。事前に計画し、業務を分散し、仕事の優先順位を立てるのが鍵だ。リーダーは一生懸命働くのではなく、賢く働く。この年末年始は幸せに過ごすこと。賢く働き、リーダーシップを示そう。

翻訳・編集=出田静

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