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起業家たちの「頭の中」

アカツキ代表取締役CEO 塩田元規

2010年の創業以来、モバイル/スマートフォン向けゲームでヒット作を数多く手がけ、成長を遂げてきたアカツキ。2016年3月に東証マザーズ上場、2017年9月には東証一部への市場変更も果たした。同社を牽引する代表取締役CEO 塩田元規氏に、起業家の素養や組織づくりのポイントなどについてドリームインキュベータの堀田が聞いた。(全6話)

出発点は「夢」を描く力

──起業家にとって重要な素養を3つ挙げるとすると何でしょうか?

1つ目は「ビジョン構築力」。つまり「夢」を描く力です。

2つ目は「グリット力」。やりきる力です。

3つ目は「自己内省力」。自分の内側を変えていく力です。

つまるところ、起業家のすることとは「夢」を描き、それに向かってひたすら「やりきり」、「自分を省みながら」成長していくということにつきると思います。



──では、その3つの素養について、重要だと思われる理由をそれぞれお聞かせください。

うまくいく起業家というのは、周囲に応援されているものです。では、人が共感したり応援するために何が必要かというと、ピュアに描かれた「夢」だと考えています。

1つ目の「ビジョン構築力」は、社員や社外メンバーが拠り所とするための出発点となるものであり、起業家には必要不可欠な素養です。

2つ目の「グリット力」、いわゆる「やりきる力」が必要なのは、起業家は幾度も困難にぶつかります。どんな困難にぶつかっても、諦めてしまっては成功できません。逆にいうと、諦めなければ、成長してどんな困難も乗り越えることができます。頭の良さやスキルよりも、逃げずに「やりきる力」が起業家には重要です。



困難こそが起業家の人生を彩る

──「やりきる」ためには、やはりビジョンが重要になってくるのでしょうか?

そうですね。「ビジョン」がないと困難にぶつかった時にやめてしまいます。そのため、重要なのは、「うまくいくこと」ではなくて「やりたいこと」から事業をスタートすることです。

ただし、ここで気をつけなくてはいけないのが、「ビジョンは途中で変えても良い」ということ。真面目な起業家ほど、最初に描いたビジョンの字面に固執してしまう傾向があります。こだわるべきはビジョンの字面ではなくて、何故それを成し遂げたいのかという理由の部分。その理由が深ければ深いほど、周りの人が共感するし、自分自身が諦めない源泉にもなります。

文=堀田慶介 提供元=Venture Navi powered by ドリームインキュベータ

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