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シンガポール的ライフマネジメント術

昨年シンガポールで開催された「The Conscious festival」

ここ最近、ビジネスの世界でも、環境に配慮した取り組みに関する話題をよく耳にするようになった。スターバックスがプラスチックストローの使用を廃止するといったニュースや、欧州などでは法律でプラスチック袋の使用を規制する動きも見られる。

一方、シンガポールではそうした取り組みはまだまだ道半ばだ。大手メディアの調査によると、シンガポール国内では1人1日あたり平均1.6個のプラスチック袋が使用されているという。この数は隣国マレーシアの2倍、そしてオーストラリアの3倍となる。

毎日の暮らしでも、庶民の台所となっているホーカセンター(ローカルなフードコートのような場所)で、プラスチックの袋や容器が大量に使われているのを目にする。一般市民の環境への意識は、まだまだ高いとは言えない現実が、シンガポールにはある。

そんななか、シンガポールから始まった新たなムーブメントがある。それが「The Conscious festival」だ。「Conscious」とは、ここ最近、英語圏で聞くことの多いトレンドワードのひとつで、環境問題に限らず、さまざまな社会問題や状況に関して、「意識的になる」ことを意味している。

昨年シンガポールで初めて開かれたThe Conscious festivalは、環境問題を中心にさまざまな社会問題に取り組む起業家や活動家たちによるトークセッションと、環境に配慮したブランドのみを揃えたマーケットとで構成され、楽しみながら環境問題を身近に感じ、解決のためのアクションを知れる機会となっていた。



その来場者数は1日あたり600人。また2回目となる今年は香港で開催され、2日間で延べ4000人以上の来場数があったという。

ファッションと環境問題の両立を

このThe Conscious festivalをつくりあげているのが、シンガポールに住む弱冠30歳の若き女性起業家、ステファニー・ディクソンさんだ。オーストラリアで生まれ、幼少期の多くの時間をシンガポールや日本などのアジアで過ごし、大学卒業後はシンガポールのファッション業界でキャリアをスタートさせた。



「小さい頃から憧れていたファッションに関わり、学生時代から自分が得意で好きだと感じていた人と人をつなぐ場をつくるということ。シンガポールのファッションウィークのイベントを手がける会社に入り、そのふたつを掛け合わせた仕事に携われたことは、本当に夢のようでした」

しかし同時に、この業界に入ったことがキャリア変更のきっかけになったという。

文=小川麻奈

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