新たな職場で良い人間関係を築く方法

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就職面接で、「この仕事の一番素晴らしいところは、同僚たちです」という言葉を聞いたことがある人は多いだろう。職場の同僚は、生活の中でも特に多くの時間を一緒に過ごす人々だ。同僚との良好な関係構築はとても重要であり、職場での経験に直接的な影響を及ぼす。

残念ながら、自分がその会社の同僚と長期的に良い関係を保てるかどうかは、面接ではわかりにくい。もちろん、同僚がどんな人たちであるかを察知することはできるだろうが、共に働く経験がどんなものかは、日々一緒に過ごしてみて初めて判断できるものなのだ。とはいえ、新たな職場でできる限りスムーズに働き始めるためにできることはある。

以下は、チームマネジメントツールを提供する「monday.com(マンデードットコム)」で“米国顧客成功責任者”を務めるマット・バーンズからのアドバイスだ。

率先して行動し、自主性を持つ

率先して行動し、何らかの仕事に対して最初に手を挙げることで、自分が頼れる人間であることを示そう。クライアントのための戦略を練るにしろ、ボランティアの日を計画するにしろ、些細なスケジュールの遵守や個別タスクを割り振りなど、プロジェクトが最初から最後まで遂行されるよう、責任を持って取り組もう。共有カレンダーやチームマネジメントツールを利用して、各自に役割を認識させ、進行状況をチェックする。自主性を持ち、率先して行動することで、周囲から信頼され、仕事ができる人間だということを知らしめることができる。

チームとコミュニケーションを取る

周囲がどのようなコミュニケーション方法を好むのかを見極めること。同僚は常にスラックを利用しているのか? それともメールがよいのか? あるいは、対面での打ち合わせがよいのか? メンバーに適したコミュニケーション方法を取ることで、素早いレスポンスが得られ、不必要なやりとりで相手をいらだたせて仕事を遅らせる恐れがなくなる。

ポジティブかつフレキシブルに

新入社員であれば、サプライズに遭遇することもあるだろう。勤務を開始したとたん、上司が間もなく産休に入ることが発覚したり、思っていたものではないプロジェクトを割り当てられたりすることもある。広い心を持ち、それぞれの出来事を、成長や新たなスキル習得の機会と受け止めること。ポジティブな見方をすることで、その状況を受け入れられると同時に、同僚も自分と働くことを楽しみにしてくれるようになる。
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編集=遠藤宗生

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