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Vasin Lee / shutterstock.com

休暇の旅先ではインターネットに触れたくないという人もいるが、ネットにつながらないと気が休まらないという人もいる。この記事では有名なバケーションエリアでありつつ、世界トップクラスのネットの接続速度を誇る小さな国3カ国を紹介してみたい。記事中のネット接続速度は「Speedtest」の固定ブロードバンドのデータだ。

アンドラ

フランスとスペインに挟まれた欧州のミニ国家であるアンドラは、免税のショッピングが楽しめるタックスヘイブンとして有名だ。アンドラは2016年に光ファイバー網を整備し、欧州で最もネット接続スピードが速い国の一つになった。

2017年のアンドラにおけるネット接続速度は50〜120 Mbpsとなっていたが、その後は最高速度が89.39 Mbpsまで落ちている。Speedtestによると、これは評判を聞きつけたユーザーが殺到したために、速度が低下したのだという。

しかし、89.39 Mpbsだったとしてもアンドラは世界12位のスペイン(87.74 Mbps)や、18位のフランス(81.45 Mbps)よりも速い。

モナコ

アンドラと並んでタックスヘイブンとして有名な、大金持ちの社交場的位置づけの国がモナコだ。2016年にモナコは全世帯に光ファイバー網へのアクセスを整備した。それ以来、モナコでのネット接続速度は130.05 Mbpsまで上昇した。欧州でこれ以上の速度を出しているのは147.13 Mbpsのアイスランドのみだ。

ジャージー

一方で、ノルマンディーの沖合に浮かぶ島々で構成される小国、ジャージーはモナコやアンドラよりも知名度は低いが、美しいビーチや美味しい食べ物で知られている。ジャージーにおけるネット接続速度は2016年の上半期には40 Mbpに満たなかったが、2018年には80 Mbpsまで上昇した。

その後、光ファイバー網の整備でスピードは155.41 Mpsまで高まった。ジャージーはアンドレと同様にここしばらくは速度の低下に悩むかもしれないが、ヨーロッパで最もネット接続速度が速い国の一つであることは確かだ。

アンドラとモナコ、ジャージーの3カ国は、ネット利用者の数がSpeedtestのグローバルインデックスの基準には満たないため、Speedtestの正式な世界ランキングからは除外されている。しかし、直近のデータをもとに比較すると、アンドラはシンガポール(189.38 Mbps)についで世界2位。モナコは5位。そしてアンドラは世界14位となっている。

参考までに2018年8月のSpeedtestのグローバルインデックス(固定ブロードバンド)において米国は6位(100.07 Mbps)、日本は17位(81.47 Mbps)、カナダは19位(80.14 Mbps)、メキシコは68位(22.4 Mbps)となっている。

アンドラとモナコ、ジャージーの3カ国は異なった魅力を持つ国だが、滞在中にネット接続にイライラさせられることはないという点では共通している。

編集=上田裕資

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