「ミニマリスト」として生きるべき7つの理由

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筆者がミニマリストとして生きることに決めたのは、10年ほど前のことだ。それまでは自分の所有している物を気にすることにあまりに長い時間を費やし、必要のないものを買い集め、管理することにあまりにも多額の無駄遣いをしていた。それでも物は私に、喜びも持続的な幸福ももたらしてくれなかった。

自分の人生に集中することができない非常に大きな要因になっていたのは、私の所有物だった。そして、私が人生において最も重要なものに改めて集中するための最善の方法は、自宅からそうした余計なものをなくすことだった。

必要のない、くだらないものを捨てることの重要性を決して過小評価してはいけない。捨てることには、あなたの人生を劇的に変える力がある。

意図的に持ち物を少なくすることは、より良い生き方だ。自由、明晰さ、機会をもたらしてくれる。私たちはそれぞれ自分なりの方法で、そうした暮らしを実践することについて考えてみるべきだ。そうすべき理由は7つある。

1. 最も重要なこと追求できる

命は重要なものだ。それなのになぜ、私たちは重要ではないものを追い求め、時間を浪費してしまうのだろう。物は滅び、腐り、消えてなくなる。だが、私たちの愛や喜び、目的、貢献、思いやりといったものはなくなることがない。

これらを追い求めることで、私たちの生活はより望ましいものになる。持ち物を減らすことは、それらを追求するためのより多くの機会を与えてくれる。

2. 限りあるリソースを節約できる

人生はお金や時間、エネルギー、物理的なスペースといった限りあるリソースによって作り上げられている。人間関係や知的能力、身体能力、自然資源にさえも、限りはある。

ミニマリストのアプローチは、それらの全てに対する制約を取り除いてくれる。財布に残るお金が増え、自由に使える時間が増え、自分自身のことにもっと集中することができる。

3. 何にでも意思を持って取り組める

数えきれないほど多くのものが、私たちの生活に影響を及ぼそうとする。それらは私たちの考えや買うもの、見るもの、食べるもの、そしてどのように生きるかにまで、影響を与えようとする。

自分の生活を自分でコントロールする力を取り戻すことに、意識を向けてみよう。持ち物を減らすことは、「意図的な生活」をはじめるきっかけになる。自分の価値観を明確にしなければならないからだ。片付けることは常に、内省を伴う。自分がどれだけ作り上げられた影響力に左右されてきたかを、より明確にすることができる。
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編集=木内涼子

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