しかし、8月21日の「Fast Company」の記事によると、グーグルがiPhone向けの「Wear OS」アプリとアンドロイド向けの「Google Fit」を刷新し、アップルウォッチのアクティビティを真似た機能を提供しようとしているようだ。
さらに興味深いことに、グーグルは今秋、同社としては初の自社ブランドのスマートウォッチ「Pixel Watch」を発売するとの噂もある。
アップルのアクティビティではムーブ、エクササイズ、スタンドという3つのリングが表示され、この3つを完成させることをミッションとしているが、Google Fitにも同様のリングが追加される。
今回Google Fitに追加されるのは、「Move Minutes(通常の運動)」と「Heart Points(強めの運動)」という2つのリングだ。Move Minutes はユーザーに日常的な運動を促す機能を持ち、エレベーターではなく、階段を使うことなどを推奨する。
また、Heart Pointsは心拍数の上昇につながるような強めの運動を促すもので、激しいエクササイズを行なうとポイントが獲得できる。これらの2つのリングは、アップルのアクティビティアプリとかなり類似したものだ。
異なっているのはアップルが一日あたりの運動量をベースとしているのに対し、グーグルは週あたりの運動量を基準に、レコメンドを行なう点だ。
Google Fitのこれらの機能が最大の威力を発揮するのが、スマートウォッチで使用した場合であるのは明らかだ。グーグルは今秋、新型スマートフォンの「Pixel 3」や「Pixel 3 XL」の発売に合わせ、スマートウォッチのPixel Watchを発表することが期待されている。