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(Photo by Mario Tama/Getty Images)

サックス奏者のジョン・コルトレーンが亡くなってから51年。1963年に通称・黄金のカルテットを率いて収録された未発表のスタジオアルバムが、6月29日に発売された。その「ザ・ロスト・アルバム」がコルトレーンのアルバムとしては初めて米ビルボード200のトップ40入りを果たした。

「ザ・ロスト・アルバム」はトラディショナル・ジャズ・アルバムのチャートおよびジャズ・アルバムの総合ランキングで4回目の1位を獲得し、アルバムセールスのチャートでは5位につけている。これはコルトレーンの伝説が今も続いていることを意味している。

テナーサックス奏者でコルトレーンと組んだこともあるソニー・ロリンズは「ザ・ロスト・アルバム」を「大ピラミッドで新たな部屋を見つけたような作品」と評した。

コルトレーンは1997年にグラミー賞の特別功労賞生涯業績賞を、2007年にはピューリッツァー賞を受賞したが、存命中は今回のようなチャート上位に入ることはなかった。最高傑作と言われる「ジャイアント・ステップス」や「至上の愛」はグラミー賞の殿堂入りを果たしたにもかかわらず、ビルボード200に入ったことはない。

コルトレーンは1967年、40歳の若さで肝臓がんによってこの世を去ったが、その名声は死後も高まり続けている。「ザ・ロスト・アルバム」をジャズファンたちがこぞって購入したのもうなずける。

編集=上田裕資

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