50代の女性創業者から学ぶ、健康と仕事を両立する4つのコツ

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ビジネス拡大やキャリアの発展に注力していると、セルフケアは後回しにしてしまいがちだ。しかし、植物由来のローフード(未加工食品)を使った菓子を販売し、成功を収めた企業、ヘイル・メリー(Hail Merry)の創業者スーザン・オブリエンによると、その必要はない。自分自身の健康や人間関係のケアは、ビジネスにも効果的なのだ。

ここでは、オブリエンが教えてくれた、ビジネスを構築しながら健康を維持する4つのコツを紹介する。

1. 最高の自分になるため必要なものを知る

自分に正直になり、最高潮の状態で活動するために必要なものを明確にして、仕事でもプライベートでも最高の自分になろう。時間とともにニーズは変化することを受け入れることも大切だ。

オブリエンは、日常生活のルーティンとして健康的な食生活と運動を取り入れている。彼女には他にも、健康を維持するため取り入れてきた習慣がある。「見た目ではなく、健康維持が大切」とオブリエン。健康が維持できれば、望む限り長く働くことができ、身体的な問題が原因で退職を余儀なくされることもない。

「私は52歳。50代になり背中の痛みもある。痛みをなくすには集中的なセルフケアが必要。(…)最近取り入れているルーティンは、炎症を抑える寒冷療法」(オブリエン)

また、睡眠もおろそかにはできない。オブリエンは特に平日、睡眠を意識的に取り、睡眠リズムを崩すようなことは控えている。

2. マインドフルに計画を立てる

オブリエンによると、成功を収める健康的な起業家は常に自己意識を構築し、一歩引いて「私は正しい決断をしているか? 物事をあらゆる視点から見ているか?」と自問することに努めている。またオブリエンは、ビジネスの現状を評価してホリスティック(全体的)な視点を持てるよう瞑想(めいそう)を実践し、心に余裕を持つことを勧めている。

そうすれば、心に浮かぶあらゆる考えや不安にただとらわれるのではなく、思考プロセスに優先順位を付け、自分に足りないものや必要なものを理解することができ、やる気も高まる、とオブリエン。

また、現在の自分をいたわれば、仕事を頑張った後のご褒美も一段と楽しめる。激務後の休暇を楽しみたい、本の執筆や素晴らしい基調公演をしたいなどの希望がある場合、燃え尽きていない状態の方がより楽しい時間を過ごせる。

またオブリエンによると、人生を楽しむことも大切だ。「歳を取るにつれ、生活はより良くなることが分かった。(…)先を見据えて計画を立て、マインドフルにセルフケアをすれば、現在をより精一杯生きられるようになる」
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翻訳・編集=出田静

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