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(左)ジョゼ・エジミウソン・ゴメス・ジ・モラエス(右)ジム・ロジャーズ

裕福ではない生い立ちが、その後の人生に影響を与えた成功者は少なくない。5歳で商売として空き缶拾いを始めた少年と、貧しくもボールに夢を託した少年が、シンガポールの地で出会った。時空を超えて共通する「成功の秘訣」とは━━。


ジョゼ・エジミウソン・ゴメス・ジ・モラエス(以下、エジム):私は貧しい環境で育ちましたが、サッカーのおかげでとても幸せな人生を送れていると感謝しています。

そんな自身の経験から、スポーツを通じ、多くの子どもたちが夢を諦めずに成長するお手伝いをしたいと考えるようになり、10年以上前から故郷でエジミウソン財団を立ち上げ、これまで3000人 以上の子どもたちを支援してきています。 また、豊かな国だと思っていた日本でも貧困があると知り、浜松市で財団の運営を始めました。

そしていま、私が注目しているのは東南アジアです。かつてはサッカービジネスといえば欧米企業がオーナーとして牽引してきたのですが、ここ10年で、その動きは東南アジアに移行しています。ロジャーズさんは、シンガポール在住の投資家として、今後、東南アジア地域のサッカー発展のため企業誘致するにあたり、何が必要だと思いますか?

ジム・ロジャーズ(以下、ロジャーズ):4つあると思います。1つ目は、実際にゲーム観戦に来てもらい、サッカーへの関心を深めてもらうこと。2つ目は、日本はじめ世界で活躍したサッカー選手であるあなたが、東南アジア諸国でデモンストレーションゲームを開催し、サッカー人口を増やすプロモーション活動を展開すること。

そして、何よりも大切なことが3つ目、今後、東南アジアのサッカービジネスを牽引して いく10代へのプロモーション活動を強化するとともに、その両親たちへの訴求に努めること。最後に、サッカーに関心のある10代がゲーム観戦チケットを入手しやすいシステムをつくることです。

エジム:貧しい環境の中にいる彼らにサッカーを楽しんでもらうだけではなく、人材教育という位置付けでプロモートしていけたらと思っているんです。

ロジャーズ:教育という観点から社会貢献活動をする際に重要なのは「釣った魚 を与えることより、魚釣りの方法を教える こと」、つまり、「ほどこし」より「教育」 のほうが大切ということです。つまり、企業支援によるサッカー奨学金の教育シス テムづくりも必要です。

文=賀陽輝代 写真=リアリー インタビュー=キング 編集=谷本有香

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