世界の富裕層を魅了する、厳選ホテルのハイグレードな「おもてなし」

ブルジュ アル アラブ ジュメイラ

権威ある5つ星の格付けシステムを世界で初めて導入し、1958年の創設以来、旅行業界でホテル、レストラン、スパの最も総合的な格付けとレビューを提供してきたフォーブス・トラベルガイド。2018年は世界53カ国144の地域で1609件の施設が受賞。今回はその中から「RECOMMENDED 2018」の賞を受けた2つの日本のホテルを紹介する。
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ドバイ海岸のラグジュアリーアイコン|ブルジュ アル アラブ ジュメイラ

ヘリコプターで到着し、アラビア湾をプライベートヨットで巡航する─。絶え間なくダイナミックで革新的な進化を遂げる都市の中で、ドバイの海岸線にたなびく白い帆のような建物、ブルジュ・アル・アラブ・ジュメイラは同地のラグジュアリーアイコンだ。

ホテルのデザイン、装飾、建築は、ドバイという都市を象徴するように大胆で現代的だ。深紅、コバルトブルー、ゴールドが組み合わされた豪華なソファ、スタッチャリオと呼ばれる白く輝く超高級大理石が施されたロビーエリアは、アラブの壮大な世界観を表現している。装飾だけではなく、サービスもまた印象的だ。各階にはレセプション・デスク、24時間対応のプライベート・バトラー(執事)サービスがある。晴れた日には、約1万平方メートルの屋外レジャーエリアに行くことをお勧めする。プライベートビーチ、プールバー、32のプライベートカバナ(天蓋付きルーム)がある。

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FTG調査員のポイント


1. アストンマーティン、フェラーリ、ランボルギーニ、またはロールスロイスに乗ってドバイの街へ。
2.プールやスパでプライベートな時間を過ごしている間、小さな子供はベビーシッターサービスに預けることができる。
3.レストラン「AI Mahara」では水族館の中で著名シェフによる近代的な英国料理が楽しめる。

ビジネス中心街で味わう中国の伝統とモダン|ローズウッド北京

ローズウッド北京は、市内のビジネス中心地区CBDに位置し、紫禁城と天安門広場からタクシーで約10 分以内の場所にある。中国の伝統文化とモダンなラグジュアリーを深く理解した上で、ビジネス中心街でシームレスに融合、シンプルでシックな贅沢感を味わうことができる。

風通しの良いアトリウムから客室まで、緑豊かなホテルは、北京に古くからある路地と中庭を囲む胡同の住宅の壮大なバージョンのような気分にさせてくれる。6つの異なるコンセプトのレストラン、ラグジュアリースパ、フィットネスセンター、緑に囲まれた6 階の屋外スイミングプールでくつろいだ時間を過ごすことができる。

客室は全283 室。リー・ヨンフェスやジャン・シャンチュンのような現代中国のアーティストによる作品が壁を飾っている。スイートルームは、全面窓から北京市街のアイコンであるCCTVタワーなどビル群の眺望が楽しめる。



FTG調査員のポイント

1.レストラン、ナイトライフの中心地、三里屯へは徒歩10分圏内。
2.穏やかな空間の中でトリートメントを受けられる「センス・スパ」。
3.レストラン「The House of Dynasties」では高級な宮廷料理から田舎の古典料理まで、多様な中華料理が味わえる。

ジャングルの中で施される本格ウェルネス|コモ シャンバラ エステート

ウブドのバリ島文化センターの程近くにあるコモ シャンバラ エステートは、ラグジュアリーとウェルネスの両方を満足させてくれるホテル。優雅な空間でありながら、帰国後も健康的なライフスタイル習慣を保つことのできる“ 変化のための隠れ家”だ。

ジャングルで覆われた河岸に9 万㎡の広大な敷地が広がり、地元で癒やしのスポットとして敬われている自然の温泉もある。ウェルネスプログラムは、ヨガやピラティスのインストラクター、アーユルヴェーダや東洋医学の医師、太極拳、気功、マーシャル・アーツの専門家と共に、個人の要望に沿ったアプローチが可能だ。アユン川を見渡せる美しい眺望の屋外トリートメンエリア、ジェットバス付きのプール、ピラティススタジオなど最新鋭の設備が整っている。食事に関しても、健康プランに沿って個別化された栄養メニューが考えられている。



FTG調査員のポイント

1.天然温泉から引いたプールの水は、ヒーリング効果と美肌効果が
ある。
2.個人のウェルネスの目標を達成するために、専門のコンサルタントが指導する特定のプログラムから選ぶことができる。
3.特定のプログラムに登録しなくてもマウンテンバイク、ロッククライミングなどアクティビティに参加できる。

構成=岩坪文子、青山鼓 写真=安藤毅

この記事は 「Forbes JAPAN 「地域経済圏」の救世主」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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