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環境に優しい公共交通機関を多くの人が使えるよう、イスラエルの会社が開発したアプリ「ムービット」。集めたデータを"利益"に変える道とはいったい?


日本以外の国では、バスや電車など公共交通機関に時間の正確さや情報を期待できない。そんななかで急成長しているのが、イスラエル発の交通ナビゲーションアプリ「Moovit(ムービット)」だ。

ムービットはサービスを無料で提供する代わりに、利用者の移動履歴を追跡する。周辺のアプリ利用者のデータをもとに、公共交通手段を使った場合の目的地までの最適な移動手段を提示するのである。

同社は創業から5年で1億ユーザーに達したが、これはグーグルに2013年に11億ドルで買収された「Waze(ウェイズ)」とほぼ同じ数字である。日本語を含む44カ国語78カ国に対応し、世界1500都市のユーザーが通勤・帰宅時に利用している。

ムービットの今後の課題は、集めたデータを利益に変える道を見つけることだ。その答えの一つが、「スマートシティ」かもしれない。

今、世界中の都市が交通渋滞と公害に苦しんでいる。収集されたデータは、都市システムを運営する上で助けとなる。同社に出資する「セコイア・キャピタル」のギリ・ラーナンは次のように話す。

「都市内の快適な移動は、世界的な課題です。ムービットのデータならば、都市生活の質を劇的に向上させられます」。


ムービットの共同創業者、ニア・エレズ(左)とロイ・ビック(右)。公共交通機関を快適に使えるアプリを目指している。

文=アラン・オンズマン 写真=ロネン・ゴールドマン 翻訳=フォーブス ジャパン編集部

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