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(Photo by Scott Olson/Getty Images)

米玩具販売大手トイザらスは、アマゾンに殺されたのか──アナリストや評論家たちの関心が集まるのは、その点かもしれない。だが、玩具を扱う米国の小売業者にとってより差し迫った問題は、トイザらスが懐に収めていただろう数十億ドルの売上高は今後、誰が手にすることになるのかということだ。

米コアサイト・リサーチは3月15日から1週間にわたって米国の18歳以上の消費者を対象に、過去一年間にどの小売店で玩具やゲームを下見し、購入したかに関する調査を実施。393人から回答を得た。

その結果、これらの人たちが今後、トイザらスの代わりにどの小売店で買い物をすることになるかについての見通しが明らかになった。主な結果は、以下のとおりだ。

・米国内で今後、最も多くの人が玩具・ゲームを購入することになるのは大型量販店のウォルマートとターゲットだと推測される。

・昨年中に玩具・ゲームを下見・購入した人が最も多かったのはアマゾンだった。だが、トイザらスで商品を購入した人に限ると、アマゾンとウォルマートで下見をしていた人の数はほぼ同じだった。また、トイザらスで購入しなかった場合には、最も多くがウォルマートで購入していた。

・トイザらスの閉店で、商品を下見する人が最も増えるのはアマゾン、購入する人が最も増えるのはウォルマート、そしてターゲットだと見込まれる。

小規模店にも好影響

トイザらスは利用客数で見た場合、国内第4位の玩具販売店だった。今回の調査では、過去一年間に玩具・ゲームを購入した人のうち36%が、トイザラスで買い物をしたと答えた。同社より上位の3社にとっては、玩具を販売する機会が大幅に増えることを意味すると言えるだろう。

ただ、米国内でのトイザらスの昨年1月末までの1年間の売上高が70億ドル以上だったことから見れば、玩具を販売するより小規模の小売店にも、売り上げ増の可能性があると考えられる。ダラーストアや百貨店各社、イーベイは特に、その可能性に期待が持てると言えそうだ。

過去一年間にトイザらスで玩具・ゲームを購入した人は、以下の小売店で商品の下見をしていた(数字はその小売店で下見をしたと答えた人の割合)。

・ウォルマート─65.4%
・アマゾン─65.4%%
・ターゲット─63.6%
・ダラーストア─29.8%
・百貨店─23.2%
・イーベイ─21.6%
・コストコ─18.6%
・ディズニーストア─16.5%
・ファイブ・ビロー─15.3%
・Kマート─14.0%
・サムズクラブ─13.7%
・その他玩具店─13.7%
・その他小売店─12.7%

編集=木内涼子

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